手作り犬ごはんレシピ：ポトフ

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部（@lilya_foods）と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点（量や食材、味付けなど）を解説で詳しく説明しています。
今回は、手作り犬ごはんのレシピ、ポトフをご紹介します。その他の犬ごはんのレシピに関する記事はこちらです。

このレシピの特徴

水分補給を目的としたポトフです。
低カロリーなのでドライフードのトッピングでも使えます。カブの葉はカルシウムが豊富です。手作りフードで不足しがちなカルシウムを補いましょう。
このレシピは約51.5kcal/100gです。

サプリメントを追加することでAAFCO2016の栄養基準を満たすことが可能です

このレシピは、そのままでもできる限り栄養バランスがとれるように計算していますが、リーリャの犬ごはん マルチビタミン＆ミネラルを追加することで犬の栄養基準を満たすことができるように設計されています。この栄養基準を満たすことで犬は健康を維持することができ、一方で長期的に足りない栄養素があると体に不調をきたしたりしますが、一般的な食材だけでは栄養基準を満たすことが困難です。そのため、専用サプリメントをご用意しましたので、ぜひ一度ご検討ください。
〈サプリメント販売ページ〉
https://shop.lilya.jp/products/mv-mineral

材料

体重4kgの避妊・去勢済みの成犬の1日分を基準としています。

豚ヒレ肉　120g
カボチャ　39g
カブ　葉と合わせて　38g
にんじん　20g
ブロッコリー　20g
セロリ　20g
エリンギ　19g
パスタ（ショートパスタでも◯）　30g
水　300cc
（サプリメントを追加する場合）
リーリャの犬ごはん マルチビタミン＆ミネラル　3.7g

それぞれの体重・ライフステージに合わせた量について

体重やライフステージによって1日に必要なエネルギー（カロリー）が異なります。

体重とライフステージを入力するとレシピの分量を何倍にしたらいいのか表示するシミュレーターです。

また、下記の表は4kgの成犬を1とした時のそれぞれの係数です。
体重・ライフステージに合わせて表内の数字を、このレシピの各材料にかけて1日の量の目安にしてください。

例：4kgの肥満傾向の犬
豚肉（ヒレ）・・・120g×0.9=108g
カボチャ・・・39g×0.9=35.1g
カブ・・・38g×0.9=34.2g
サプリメント・・・3.7g×0.9=3.3g

	各食材の割合
体重（kg）	避妊・去勢済みの成犬	非避妊・非去勢の成犬	肥満傾向・シニア犬
1	0.4	0.4	0.3
2	0.6	0.7	0.5
3	0.8	0.9	0.7
4	1.0	1.1	0.9
5	1.2	1.3	1.0
6	1.4	1.5	1.2
7	1.5	1.7	1.3
8	1.7	1.9	1.5
9	1.8	2.1	1.6
10	2.0	2.2	1.7
15	2.7	3.0	2.4
20	3.3	3.8	2.9
25	4.0	4.4	3.5
30	4.5	5.1	4.0
35	5.1	5.7	4.5
40	5.6	6.3	4.9
45	6.1	6.9	5.4
50	6.6	7.5	5.8

作り方

①野菜、肉を1cm角くらいにカットして計量します。パスタも食べやすい長さ（1〜2cm程度）に折って計量します。
②鍋に水と切った材料を入れて煮ます。
③食材が柔らかくなったら、パスタを入れ、パッケージに記載の時間以上は煮ます。
④パスタが煮えたら人肌程度に冷ましてからあげてください。
※サプリメントは食べる時に、一食分に必要量を混ぜてあげてください。

料理のコツ・ポイント

具材を細かくすることで一食あたりの食材の偏りが防げます。
材料を細かくするときは、フードプロセッサーがあると便利です。
保存する際は製氷皿などに入れて冷凍すると便利です。
解凍する時は自然解凍でも大丈夫ですが、人肌程度に温めるとさらに嗜好性が増します。

注目食材

カボチャ

カボチャに含まれる代表的な栄養素は、β-カロテン、ビタミンE、ビタミンCなどが含まれます。
β-カロテンはビタミンAとして機能し、視力のサポートやがんを抑制する抗酸化作用があると言われています。
ビタミンEは8種類の化合物からなる栄養素の総称です。身体の酸化を防ぎ、がん予防や筋肉の損傷を軽減してくれる抗酸化作用があります。また、脂溶性ビタミンなので油と一緒に調理すると効率よく摂取できます。
美容でよく聞くビタミンCは、コラーゲンの生成に関わり、筋肉や皮膚、骨、歯などを強化してくれます。また、免疫機能をサポートする働きがあるので、感染症予防にも役立ちます。

足りない栄養素を補うには

食材のみでもできる限り栄養バランスがとれるようには計算していますが、犬が健康を維持するために必要と言われる栄養基準を満たす設計にはなっていません。
AAFCO2016の栄養基準を満たすためには、このレシピではカルシウム、鉄、銅、亜鉛、ヨウ素、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンB12が不足しており、これらの栄養素は一般的な食材で手作り食を作ると、どうしても不足しがちな栄養素になります。
リーリャの犬ごはんで販売しているサプリメントを追加すると不足している栄養素を簡単に補うことができます。
不足しがちな栄養素を補うための解説記事はこちらに記載しています。

このレシピの100gあたりの栄養素

約50kcal/100g（サプリメントなし）
約51.5kcal/100g（サプリメントあり）

栄養素	単位	サプリメントなしの栄養素量	サプリメントありの栄養素量
粗タンパク質	g	5.517	5.517
アルギニン	g	0.331	0.331
ヒスチジン	g	0.202	0.202
イソロイシン	g	0.239	0.239
ロイシン	g	0.432	0.432
リジン	g	0.433	0.433
メチオニン	g	0.133	0.150
メチオニン＋シスチン	g	0.205	0.205
フェニルアラニン	g	0.228	0.228
フェニルアラニン+チロシン	g	0.420	0.420
トレオニン	g	0.256	0.256
トリプトファン	g	0.071	0.071
バリン	g	0.270	0.270
粗脂肪	g	1.540	1.540
リノール酸	g	0.163	0.163
カルシウム	g	0.015	0.081
リン	g	0.065	0.076
カリウム	g	0.191	0.195
ナトリウム	g	0.014	0.014
塩素	g	0.022	0.022
マグネシウム	g	0.013	0.013
鉄	mg	0.418	0.747
銅	mg	0.045	0.126
マンガン	mg	0.091	0.110
亜鉛	mg	0.596	1.513
ヨウ素	mg	0.000	0.015
セレン	mg	0.008	0.012
ビタミンA	IU	1.967	72.628
ビタミンD	IU	3.856	10.348
ビタミンE	IU	0.969	1.448
チアミン	mg	0.289	0.294
リボフラビン	mg	0.081	0.113
パントテン酸	mg	0.377	0.382
ナイアシン	mg	1.862	1.862
ピリドキシン	mg	0.153	0.153
葉酸	mg	0.019	0.019
ビタミンB12	mg	0.000	0.001
コリン	mg	18.393	18.393

※コリンは、豚肉、カボチャ、カブ（葉を含まず）ニンジン、ブロッコリー、セロリの合算値で、エリンギ、パスタ、カブの葉はデータがないため含んでいません。
参照：USDA FoodData Central

体重別給与量

このレシピでの健康な成犬の一日分の目安量です。
詳細は、犬が一日で必要とするカロリー（エネルギー）や栄養素の計算方法をご確認ください。

※リーリャの犬ごはんで販売しているサプリメントを追加すると、このレシピの足りない栄養素を補いAAFCO2016の栄養基準に準拠したバランスの良い手作り犬ごはんにすることができます。
サプリメントについてはリーリャの犬ごはん通販サイトをご覧ください。

体重（kg）	DER（kcal）	1日分の給与量（g）	1日分のサプリ使用量（g）
1	112.000	218	1.3
2	188.361	366	2.2
3	255.305	496	3.0
4	316.784	615	3.7
5	374.495	728	4.4
6	429.370	834	5.1
7	481.994	936	5.7
8	532.765	1035	6.3
9	581.969	1131	6.9
10	629.822	1224	7.4
15	853.663	1658	10.1
20	1059.231	2058	12.5
25	1252.198	2433	14.8
30	1435.684	2789	17.0
35	1611.644	3131	19.0
40	1781.406	3461	21.0
45	1945.931	3780	23.0
50	2105.938	4091	24.9