犬ごはんの食材解説

【カボチャ】手作り犬ごはんの食材解説(犬にあげていいか?、調理のポイント、栄養について)

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬ごはんの食材のうち、カボチャについて解説します。その他の犬ごはんの食材に関する記事はこちらです。

カボチャを犬にあげていいか?あげる場合の注意点

カボチャは犬にあげても大丈夫な食材です。
生のカボチャは硬いので、加熱してからあげましょう。また、大きいままだと喉に詰まる恐れがあるので、小さく切るかフードプロセッサーなどで刻む方が安心です。
カボチャは甘みがあるので、好きな子が多い食材の一つです。
もちろんアレルギーがある場合は控えましょう。
カロリーが高いのであげすぎには注意ですが、手作りのクッキーに混ぜたり、おやつにも使いやすい食材です。

カボチャに含まれている栄養素と主な効果

カボチャに含まれる代表的な栄養素は、β-カロテンビタミンEビタミンCなどが含まれます。

β-カロテン

β-カロテンはビタミンAとして機能し、視力のサポートや、がんを抑制する抗酸化作用があると言われています。犬は、カロテンからビタミンAを合成する酵素を持っているため、緑黄色野菜からもビタミンAを摂取できます。

ビタミンE

ビタミンEは8種類の化合物からなる栄養素の総称です。身体の酸化を防ぎ、がん予防や筋肉の損傷を軽減してくれる抗酸化作用があります。また、脂溶性ビタミンなので油と一緒に調理すると効率よく摂取できます。

ビタミンC

美容でよく聞くビタミンCは、コラーゲンの生成に関わり、筋肉や皮膚、骨、歯などを強化してくれます。また、免疫機能をサポートする働きがあるので、感染症予防にも役立ちます。

おすすめの調理方法や食材との組合せ

β-カロテンもビタミンEも脂溶性なので、少量の油で炒めることで効率よく摂取できます。
また、多めの水分で柔らかく煮崩してスープにして水分補給に使えます。
カボチャを使ったレシピはこちらをご覧ください。

こんな子におすすめ

食欲がない。
がん予防をしたい。

100g当たりの栄養成分

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
*コリンは米国農務省FoodData Centralを参照

栄養素単位成分値
粗タンパク質g1.900
アルギニンg0.120
ヒスチジンg0.037
イソロイシンg0.055
ロイシンg0.096
リジンg0.092
メチオニンg0.024
メチオニン+シスチンg0.048
フェニルアラニンg0.081
フェニルアラニン+チロシンg0.124
トレオニンg0.056
トリプトファンg0.022
バリンg0.069
粗脂肪g0.300
リノール酸g0.037
カルシウムg0.015
リンg0.043
カルシウム:リン比2.867
カリウムg0.450
ナトリウムg0.001
塩素g
マグネシウムg0.025
mg0.500
mg0.070
マンガンmg0.130
亜鉛mg0.300
ヨウ素mg0.000
セレンmg0.001
ビタミンAIU0.000
ビタミンDIU0.000
ビタミンEIU7.301
チアミンmg0.070
リボフラビンmg0.090
パントテン酸mg0.620
ナイアシンmg1.500
ピリドキシンmg0.22
葉酸mg0.042
ビタミンB12mg0.000
コリンmg8.2
lilya編集部
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