手作り犬ごはんレシピ：ささみで低脂質なごはん|さつまいもとかぼちゃを使ったグレインフリーレシピ

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部（@lilya_foods）と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点（量や食材、味付けなど）を解説で詳しく説明しています。
今回は、手作り犬ごはんのレシピ、ささみで低脂質なごはんをご紹介します。その他の犬ごはんのレシピに関する記事はこちらです。

このレシピの特徴

ささみを使った低脂質なごはんのレシピです。
さつまいもやカボチャを使って甘みを出しています。
煮干し、炒りごまを入れて不足しがちなカルシウムをプラスしています。
舞茸のビタミンDで免疫力アップを期待できます。
焦げ付きやすい分量なので、少量の水（50cc）を加えています。
このレシピは約87.0kcal/100gです。

サプリメントを追加することでAAFCO2016の栄養基準を満たすことが可能です

このレシピは、そのままでもできる限り栄養バランスがとれるように計算していますが、リーリャの犬ごはん マルチビタミン＆ミネラルを追加することで犬の栄養基準を満たすことができるように設計されています。この栄養基準を満たすことで犬は健康を維持することができ、一方で長期的に足りない栄養素があると体に不調をきたしたりしますが、一般的な食材だけでは栄養基準を満たすことが困難です。そのため、専用サプリメントをご用意しましたので、ぜひ一度ご検討ください。
〈サプリメント販売ページ〉
https://shop.lilya.jp/products/mv-mineral

材料

体重4kgの避妊・去勢済みの成犬の1日分を基準としています。

ささみ　59g
ゆで卵　35g
さつまいも　88g
カボチャ　88g
舞茸　32g
煮干し　6g
すりゴマ　3g
水　50cc
（サプリメントを追加する場合）
リーリャの犬ごはん マルチビタミン＆ミネラル　3.2g

それぞれの体重・ライフステージに合わせた量について

体重やライフステージによって1日に必要なエネルギー（カロリー）が異なります。

体重とライフステージを入力するとレシピの分量を何倍にしたらいいのか表示するシミュレーターです。

また、下記の表は4kgの成犬を1とした時のそれぞれの係数です。
体重・ライフステージに合わせて表内の数字を、このレシピの各材料にかけて1日の量の目安にしてください。

例：4kgの肥満傾向の犬
ささみ・・・g×0.9=53.1g
鶏卵・・・35g×0.9=31.5g
さつまいも・・・88g×0.9=79.2g
サプリメント・・・3.2g×0.9=2.8g

体重（kg）	避妊・去勢済みの成犬	非避妊・非去勢の成犬	肥満傾向・シニア犬
1	0.4	0.4	0.3
2	0.6	0.7	0.5
3	0.8	0.9	0.7
4	1.0	1.1	0.9
5	1.2	1.3	1.0
6	1.4	1.5	1.2
7	1.5	1.7	1.3
8	1.7	1.9	1.5
9	1.8	2.1	1.6
10	2.0	2.2	1.7
15	2.7	3.0	2.4
20	3.3	3.8	2.9
25	4.0	4.4	3.5
30	4.5	5.1	4.0
35	5.1	5.7	4.5
40	5.6	6.3	4.9
45	6.1	6.9	5.4
50	6.6	7.5	5.8

作り方

①ゆで卵を作り、材料をそれぞれ細かくカットし計量します。さつまいもは皮を剥き、ささみはスジを取ります。
②水分の出やすい舞茸から加熱します。蓋をして火加減は弱火にします。
③水分が出てきたらささみを入れ、加熱します。
④ささみがパラパラになるように加熱したら、さつまいも、カボチャを入れます。
⑤混ぜ合わせて蓋をして弱火で10分程度加熱します。
⑥ときどき混ぜます。この時、蓋についた水滴は鍋の中に入れましょう。
⑦2〜3回⑥を繰り返したら、ゆで卵とゴマ、煮干し、水を加えて混ぜ合わせます。
⑧食材に火が通れば完成です。
※サプリメントは食べる時に、一食分に必要量を混ぜてあげてください。

料理のコツ・ポイント

細かくカットすることで一食分が均一な内容になりやすいです。
また、小分けして保存する際、容器に入れやすくなります。
フードプロセッサーで細かくカットすると便利です。
さつまいもの皮は剥いてからカットしましょう。
ゴマはすりゴマにしないとそのまま便として出てきてしまいます。
お水は焦げ付きやすそうなタイミングで入れて大丈夫です。

注目食材

ささみ

実はささみは鶏一羽から2本しか取れない希少な部位です。他の部位と比べても低脂質なため、脂質を抑えたい時に向いている食材です。低脂質ですが、タンパク源ですのでバランスと適度な運動も大切です。必須アミノ酸もバランスよく含まれており、良質なタンパク源です。たんぱく質は筋肉や臓器、皮膚など体の基本となる組織を作り、生命活動を維持するために必要な栄養素です。成長促進や免疫力の向上など身体的なこと以外に脳の活性化や精神の安定などにも影響します。肉質も柔らかいので消化しやすいお肉です。ささみだけだとビタミンAなどが少ないので、卵などの他の食材で補うようにしましょう。

足りない栄養素を補うには

食材のみでもできる限り栄養バランスがとれるようには計算していますが、犬が健康を維持するために必要と言われる栄養基準を満たす設計にはなっていません。
AAFCO2016の栄養基準を満たすためには、このレシピではカルシウム、鉄、銅、亜鉛、ヨウ素、セレン、ビタミンA、ビタミンB2が不足しており、これらの栄養素は手作り食では不足しがちな栄養素になります。
リーリャの犬ごはんで販売しているサプリメントを追加すると不足している栄養素を簡単に補うことができます。
不足しがちな栄養素を補うための解説記事はこちらに記載しています。

このレシピの100gあたりの栄養素

約87.0kcal/100g（サプリメントなし）
約89.2kcal/100g（サプリメントあり）

栄養素	単位	サプリメントなしの栄養素量	サプリメントありの栄養素量
粗タンパク質	g	8.566	8.866
アルギニン	g	0.557	0.558
ヒスチジン	g	0.276	0.277
イソロイシン	g	0.412	0.415
ロイシン	g	0.674	0.678
リジン	g	0.709	0.710
メチオニン	g	0.240	0.264
メチオニン＋シスチン	g	0.353	0.356
フェニルアラニン	g	0.373	0.375
フェニルアラニン+チロシン	g	0.677	0.681
トレオニン	g	0.422	0.426
トリプトファン	g	0.112	0.112
バリン	g	0.466	0.471
粗脂肪	g	1.957	1.957
リノール酸	g	0.325	0.325
カルシウム	g	0.064	0.202
リン	g	0.124	0.145
カリウム	g	0.368	0.562
ナトリウム	g	0.053	0.058
塩素	g	#VALUE!	#VALUE!
マグネシウム	g	0.027	0.033
鉄	mg	0.878	2.166
銅	mg	0.110	0.270
マンガン	mg	0.162	0.350
亜鉛	mg	0.590	2.027
ヨウ素	mg	0.002	0.027
セレン	mg	0.003	0.011
ビタミンA	IU	53.887	158.591
ビタミンD	IU	39.036	48.604
ビタミンE	IU	2.546	3.252
チアミン	mg	0.081	0.097
リボフラビン	mg	0.109	0.168
パントテン酸	mg	0.956	1.201
ナイアシン	mg	4.282	4.423
ピリドキシン	mg	0.240	0.367
葉酸	mg	0.036	0.038
ビタミンB12	mg	0.001	0.001
コリン	mg	32.061	32.061

※コリンは、さつまいも、カボチャ、卵、舞茸、ゴマの合算値で、ささみ、煮干し（かたくちいわし）はデータがないため含んでいません。
参照：USDA FoodData Centra

体重別給与量

このレシピで健康な成犬の一日の食事を与える場合の目安です。
詳細は、犬が一日で必要とするカロリー（エネルギー）や栄養素の計算方法をご確認ください。

※リーリャの犬ごはんで販売しているサプリメントを追加すると、このレシピの足りない栄養素を補いAAFCO2016の栄養基準に準拠したバランスの良い手作り犬ごはんにすることができます。
サプリメントについてはリーリャの犬ごはん通販サイトをご覧ください。

体重（kg）	DER（kcal）	1日の給与量（g）	1日のサプリ使用量（g）
1	112.000	125	1.1
2	188.361	211	1.9
3	255.305	286	2.6
4	316.784	355	3.2
5	374.495	420	3.7
6	429.370	481	4.3
7	481.994	540	4.8
8	532.765	597	5.3
9	581.969	652	5.8
10	629.822	706	6.3
15	853.663	957	8.5
20	1059.231	1187	10.6
25	1252.198	1403	12.5
30	1435.684	1609	14.3
35	1611.644	1806	16.1
40	1781.406	1996	17.8
45	1945.931	2180	19.4
50	2105.938	2360	21.0