手作り犬ごはんレシピ：鶏むねとパプリカのごはん

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部（@lilya_foods）と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点（量や食材、味付けなど）を解説で詳しく説明しています。
今回は、手作り犬ごはんのレシピ、鶏むねとパプリカのごはんをご紹介します。その他の犬ごはんのレシピに関する記事はこちらです。

このレシピの特徴

健康な皮膚作りに役立てられるビタミンB2、B6などを含むパプリカと、良質なタンパク源である鶏むね肉と卵を使ったレシピです。鶏むね肉や卵、レバーに含まれるビタミンB群のひとつのナイアシンも健康な皮膚作りに必要な栄養素です。また、レバーにはビタミンAも豊富に含まれており、皮膚や粘膜を正常に保つのに必要です。
このレシピは約91.4kcal/100gです。

サプリメントを追加することでAAFCO2016の栄養基準を満たすことが可能です

このレシピは、そのままでもできる限り栄養バランスがとれるように計算していますが、リーリャの犬ごはんマルチビタミン＆ミネラルを追加することで犬の栄養基準を満たすことができるように設計されています。この栄養基準を満たすことで犬は健康を維持することができ、一方で長期的に足りない栄養素があると体に不調をきたしたりしますが、一般的な食材だけでは栄養基準を満たすことが困難です。そのため、専用サプリメントをご用意しましたので、ぜひ一度ご検討ください。
〈サプリメント販売ページ〉
https://shop.lilya.jp/products/mv-mineral

材料

体重4kgの避妊・去勢済みの成犬の1日分を基準としています。

鶏むね肉　65g
ゆで卵　32g
鶏レバー　13g
サツマイモ　91g
赤パプリカ　59g
ブロッコリー（茹で）　52g
舞茸　32g
米油　2g
（サプリメントを追加する場合）
リーリャの犬ごはんマルチビタミン＆ミネラル　3.2g

それぞれの体重・ライフステージに合わせた量について

体重やライフステージによって1日に必要なエネルギー（カロリー）が異なります。

体重とライフステージを入力するとレシピの分量を何倍にしたらいいのか表示するシミュレーターです。

レシピページの食材の分量を倍にすると1日分になります

また、下記の表は4kgの成犬を1とした時のそれぞれの係数です。
体重・ライフステージに合わせて表内の数字を、このレシピの各材料にかけて1日の量の目安にしてください。

例：4kgの肥満傾向の犬
鶏むね肉・・・65g×0.9=58.5g
ゆで卵・・・32g×0.9=28.8g
鶏レバー・・・13g×0.9=11.7g
サプリメント・・・3.2g×0.9=2.8g

	各食材の割合
体重（kg）	避妊・去勢済みの成犬	非避妊・非去勢の成犬	肥満傾向・シニア犬
1	0.4	0.4	0.3
2	0.6	0.7	0.5
3	0.8	0.9	0.7
4	1.0	1.1	0.9
5	1.2	1.3	1.0
6	1.4	1.5	1.2
7	1.5	1.7	1.3
8	1.7	1.9	1.5
9	1.8	2.1	1.6
10	2.0	2.2	1.7
15	2.7	3.0	2.4
20	3.3	3.8	2.9
25	4.0	4.4	3.5
30	4.5	5.1	4.0
35	5.1	5.7	4.5
40	5.6	6.3	4.9
45	6.1	6.9	5.4
50	6.6	7.5	5.8

作り方

①卵とブロッコリーを茹でておきます。ブロッコリーは小房に分けて3分ほど茹でます。
②食材をそれぞれ細かくカットし計量しておきます。愛犬が丸呑みしても問題ない大きさくらいの大きさが目安です。
③鍋に米油を熱し、レバー、鶏むね肉を炒めます。パラパラになるように炒めると仕上がりが均一です。
④舞茸、サツマイモ、水（50cc）を加えます。蓋をして弱火で10〜15分ほど煮ます。
⑤火が通ったらゆで卵、ブロッコリーを加えてよく混ぜたら完成です。
※サプリメントは食べる時に、一食分に必要量を混ぜてあげてください。

注目食材

パプリカ

パプリカはピーマンの一種で大きくて肉厚、甘みのある味が特徴です。赤パプリカは栄養価が高く、特にβ-カロテンは緑ピーマンの2倍以上含まれています。パプリカに含まれるビタミンB2、B6は健康な皮膚作りに役立てられます。ビタミンCも豊富に含まれており、抗酸化作用にも一役買ってくれそうです。脂溶性ビタミンのビタミンEなども含まれているので、炒め調理をしたり他の食材の脂質と合わせると効率的に摂取できます。

足りない栄養素を補うには

食材のみでもできる限り栄養バランスがとれるようには計算していますが、犬が健康を維持するために必要と言われる栄養基準を満たす設計にはなっていません。
AAFCO2016の栄養基準を満たすためには、このレシピではカルシウム、銅、亜鉛、ヨウ素が不足しており、これらの栄養素は手作り食では不足しがちな栄養素になります。
リーリャの犬ごはんで販売しているサプリメントを追加すると不足している栄養素を簡単に補うことができます。
不足しがちな栄養素を補うための解説記事はこちらに記載しています。

このレシピの100gあたりの栄養素

約89.1kcal/100g（サプリメントなし）
約91.4kcal/100g（サプリメントあり）

栄養素	単位	サプリメントなしの栄養素量	サプリメントありの栄養素量
粗タンパク質	g	10.412	10.725
アルギニン	g	0.671	0.673
ヒスチジン	g	0.436	0.437
イソロイシン	g	0.474	0.476
ロイシン	g	0.809	0.813
リジン	g	0.855	0.857
メチオニン	g	0.280	0.305
メチオニン＋シスチン	g	0.418	0.421
フェニルアラニン	g	0.451	0.453
フェニルアラニン+チロシン	g	0.826	0.830
トレオニン	g	0.507	0.511
トリプトファン	g	0.135	0.136
バリン	g	0.534	0.539
粗脂肪	g	2.469	2.469
リノール酸	g	0.407	0.407
カルシウム	g	0.023	0.165
リン	g	0.123	0.145
カリウム	g	0.347	0.549
ナトリウム	g	0.034	0.038
塩素	g	0.052	0.052
マグネシウム	g	0.022	0.028
鉄	mg	0.951	2.285
銅	mg	0.103	0.268
マンガン	mg	0.181	0.376
亜鉛	mg	0.644	2.116
ヨウ素	mg	0.002	0.027
セレン	mg	0.010	0.018
ビタミンA	IU	1811.464	1918.632
ビタミンD	IU	28.428	38.220
ビタミンE	IU	2.837	3.560
チアミン	mg	0.103	0.118
リボフラビン	mg	0.197	0.257
パントテン酸	mg	1.417	1.673
ナイアシン	mg	4.497	4.645
ピリドキシン	mg	0.315	0.447
葉酸	mg	0.104	0.106
ビタミンB12	mg	0.002	0.003
コリン	mg	58.902	58.902

※コリンは、鶏むね肉、卵、鶏レバー、サツマイモ、パプリカ、ブロッコリー、舞茸の合算値で、米油はデータがないため含んでいません。
参照：USDA FoodData Central

体重別給与量

このレシピで健康な成犬の一日の食事を与える場合の目安です。
詳細は、犬が一日で必要とするカロリー（エネルギー）や栄養素の計算方法をご確認ください。

※リーリャの犬ごはんで販売しているサプリメントを追加すると、このレシピの足りない栄養素を補いAAFCO2016の栄養基準に準拠したバランスの良い手作り犬ごはんにすることができます。
サプリメントについてはリーリャの犬ごはん通販サイトをご覧ください。

体重（kg）	DER（kcal）	1日の給与量（g）	1日のサプリ使用量（g）
1	112.000	123	1.1
2	188.361	206	1.9
3	255.305	279	2.6
4	316.784	347	3.2
5	374.495	410	3.7
6	429.370	470	4.3
7	481.994	527	4.8
8	532.765	583	5.3
9	581.969	637	5.8
10	629.822	689	6.3
15	853.663	934	8.5
20	1059.231	1159	10.6
25	1252.198	1370	12.5
30	1435.684	1571	14.3
35	1611.644	1763	16.1
40	1781.406	1949	17.8
45	1945.931	2129	19.4
50	2105.938	2304	21.0