手作り犬ごはんのレシピ

【抗酸化作用】手作り犬ごはんレシピ:鶏むねと卵のゴマ雑炊|老化予防・水分補給・低カロリー

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、手作り犬ごはんのレシピ、鶏むねと卵のゴマ雑炊をご紹介します。その他の犬ごはんのレシピに関する記事はこちらです。

このレシピの特徴

鶏むね肉と卵を使った雑炊風のレシピです。鶏むね肉に卵を合わせることでバランスの良いタンパク源にしています。カルシウムなどのミネラルが豊富なゴマには抗酸化作用のあるセサミンなどが含まれており、老化予防に役立ちます。また、水を多めに入れているので100gあたりのカロリーが低めになっており、たくさん食べたい子やダイエット中にもおすすめです。
このレシピは約68.4kcal/100gです。

サプリメントを追加することでAAFCO2016の栄養基準を満たすことが可能です

このレシピは、そのままでもできる限り栄養バランスがとれるように計算していますが、リーリャの犬ごはん マルチビタミン&ミネラルを追加することで犬の栄養基準を満たすことができるように設計されています。この栄養基準を満たすことで犬は健康を維持することができ、一方で長期的に足りない栄養素があると体に不調をきたしたりしますが、一般的な食材だけでは栄養基準を満たすことが困難です。そのため、専用サプリメントをご用意しましたので、ぜひ一度ご検討ください。
〈サプリメント販売ページ〉
https://shop.lilya.jp/products/mv-mineral

材料

体重4kgの避妊・去勢済みの成犬の1日分を基準としています。
鶏むね肉(皮なし) 83g
(生) 57g
炊いた白米 78g
カボチャ 52g
小松菜 47g
すりゴマ 2g
水 150cc
(サプリメントを追加する場合)
リーリャの犬ごはん マルチビタミン&ミネラル 3.2g

それぞれの体重・ライフステージに合わせた量について

体重やライフステージによって1日に必要なエネルギー(カロリー)が異なります。

体重とライフステージを入力するとレシピの分量を何倍にしたらいいのか表示するシミュレーターです。

ご家庭のわんちゃんの場合のレシピの分量の倍率が計算できます。

kg

小数点なしで入力してください。小数点以下の数字は四捨五入されます。

授乳期の場合は子犬の数で変化します。数字は最低限の目安なので獣医に相談してください。
シニア期は年齢の幅も広く、個体差も大きいです。シニア期の数値は初期設定の数値とし、体重・体型の増減を見て調節することをおすすめします。

レシピページの食材の分量を倍にすると1日分になります


また、下記の表は4kgの成犬を1とした時のそれぞれの係数です。
体重・ライフステージに合わせて表内の数字を、このレシピの各材料にかけて1日の量の目安にしてください。

例:4kgの肥満傾向の犬
鶏むね肉(皮なし)・・・83g×0.9=74.7g
卵(生)・・・57g×0.9=51.3g
炊いた白米・・・78g×0.9=70.2g
サプリメント・・・3.2g×0.9=2.8g

各食材の割合
体重(kg)避妊・去勢済みの成犬非避妊・非去勢の成犬肥満傾向・シニア犬
10.40.40.3
20.60.70.5
30.80.90.7
41.01.10.9
51.21.31.0
61.41.51.2
71.51.71.3
81.71.91.5
91.82.11.6
102.02.21.7
152.73.02.4
203.33.82.9
254.04.43.5
304.55.14.0
355.15.74.5
405.66.34.9
456.16.95.4
506.67.55.8

作り方

①小松菜、カボチャ、鶏むね肉を細かくカットして計量しておきます。卵は溶いて計量します。炊いた白米とすりゴマも計量しておきます。
②鍋に水(150cc)とカットした小松菜、カボチャ、鶏むね肉を入れます。蓋をして弱火で10〜15分ほど加熱します。
③火が通ったら炊いた白米、すりゴマ、溶き卵を入れます。
④卵に火が通ったら完成です。
※サプリメントは食べる時に、一食分に必要量を混ぜてあげてください。

料理のコツ・ポイント

水は多すぎると一食の量が多くなります。食べ切れる分を入れるようにしましょう。

注目食材

ゴマ

小さな一粒に栄養が詰まっており、トッピングにも使いやすいです。栄養価が高いですが、ゴマの約半分は脂質なので他の食材とのバランスを考えて、多すぎない量をあげるようにしましょう。ゴマ特有のポリフェノールであるゴマリグナンはセサミンなどの総称です。それぞれに抗酸化作用があり、加齢によるダメージなどを軽減してくれる効果が期待されます。また、ゴマはそのまま使っても硬い皮に覆われているので、ほとんど消化されずに便として出てきてしまいます。手作り犬ごはんで使う際はすりゴマにして使いましょう。

足りない栄養素を補うには

食材のみでもできる限り栄養バランスがとれるようには計算していますが、犬が健康を維持するために必要と言われる栄養基準を満たす設計にはなっていません。
AAFCO2016の栄養基準を満たすためには、このレシピではカルシウム亜鉛ヨウ素ビタミンB12が不足しており、これらの栄養素は手作り食では不足しがちな栄養素になります。
リーリャの犬ごはんで販売しているサプリメントを追加すると不足している栄養素を簡単に補うことができます。
また、不足しがちな栄養素を補うための解説記事はこちらに記載しています。

このレシピの100gあたりの栄養素

約66.7kcal/100g(サプリメントなし)
約68.4kcal/100g(サプリメントあり)

栄養素単位サプリメントなしの栄養素量サプリメントありの栄養素量
粗タンパク質g6.4706.470
アルギニンg0.4360.436
ヒスチジンg0.2740.274
イソロイシンg0.3070.307
ロイシンg0.5130.513
リジンg0.5040.504
メチオニンg0.1790.197
メチオニン+シスチンg0.2760.276
フェニルアラニンg0.2810.281
フェニルアラニン+チロシンg0.5250.525
トレオニンg0.3050.305
トリプトファンg0.0870.087
バリンg0.3400.340
粗脂肪g1.9101.910
リノール酸g0.2940.294
カルシウムg0.0320.106
リンg0.0770.090
カリウムg0.1860.190
ナトリウムg0.0270.027
塩素g0.0420.042
マグネシウムg0.0130.013
mg0.6190.990
mg0.0470.138
マンガンmg0.0960.117
亜鉛mg0.4361.469
ヨウ素mg0.0040.021
セレンmg0.0060.012
ビタミンAIU90.384170.034
ビタミンDIU19.18126.499
ビタミンEIU1.0941.634
チアミンmg0.0470.052
リボフラビンmg0.0890.125
パントテン酸mg0.6250.631
ナイアシンmg2.4472.447
ピリドキシンmg0.1680.168
葉酸mg0.0250.025
ビタミンB12mg0.0000.001
コリンmg51.62851.628

※コリンは、鶏むね肉、卵、お米、ゴマ、カボチャの合算値で、小松菜はデータがないため含んでいません。
参照:USDA FoodData Central

体重別給与量

このレシピでの健康な成犬の一日分の目安量です。
詳細は、犬が一日で必要とするカロリー(エネルギー)や栄養素の計算方法をご確認ください。

※リーリャの犬ごはんで販売しているサプリメントを追加すると、このレシピの足りない栄養素を補いAAFCO2016の栄養基準に準拠したバランスの良い手作り犬ごはんにすることができます。
サプリメントについてはリーリャの犬ごはん通販サイトをご覧ください。

体重(kg)DER(kcal)1日分の給与量(g)1日分のサプリ使用量(g)
1112.0001641.1
2188.3612751.9
3255.3053732.5
4316.7844633.2
5374.4955473.7
6429.3706274.3
7481.9947044.8
8532.7657795.3
9581.9698505.8
10629.8229206.3
15853.66312478.5
201059.231154810.6
251252.198183012.5
301435.684209814.3
351611.644235516.1
401781.406260317.8
451945.931284419.4
502105.938307821.0

DER:1日あたりのエネルギー要求量