【サンチュ】手作り犬ごはんの食材解説（犬にあげていいか？、調理のポイント、栄養について）

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部（@lilya_foods）と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点（量や食材、味付けなど）を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬ごはんの食材のうち、サンチュについて解説します。その他の犬ごはんの食材に関する記事はこちらです。

サンチュを犬にあげていいか？あげる場合の注意点

サンチュは犬にあげても大丈夫な食材です。サンチュは韓国料理で肉やキムチを巻いたり、焼肉と合わせて食べることが多い食材です。韓国料理が浸透し、スーパーなどでも見かけることが多いかと思います。レタス類で別名、チシャ菜、かきちしゃ、包み菜とも呼ばれています。英語ではKorean lettuceやceltuceと呼ばれているようです。ビタミンAとして働くβ-カロテンや、血液に関わるビタミンKなど栄養が豊富に含まれています。特にビタミン類は手作りごはんにおいて不足しがちな栄養素でもあるので、ローテーションで取り入れてみましょう。クセがあまりなく食べやすい食材ですが、軽く加熱したり、他の食材と混ぜ合わせるとさらに食べやすくなるでしょう。油と相性の良い脂溶性ビタミンも含まれているので、炒め調理をして効果的に栄養素を取り入れるようにしてみましょう。

参考
農林水産省　サンチュとレタスは同じ仲間ですか。

サンチュに含まれている栄養素と主な効果

サンチュの代表的な栄養素にはカリウム、β-カロテン、ビタミンK、葉酸などが含まれています。

カリウム

ナトリウムとともに体内のph値の調整や水分の代謝に関わります。また、余分なナトリウムを体外に排出してくれます。カリウムは加熱によって大きく失われるので、他の食材とも合わせて積極的に摂るようにしたい栄養素です。

β-カロテン

β-カロテンはビタミンAとして機能し、視力のサポートや、がんを抑制する抗酸化作用があると言われています。また、皮膚や粘膜を正常に維持する働きもあります。油に溶けやすいので、炒めたりすると効果的に吸収できます。

ビタミンK

血液の凝固に深くかかわる栄養素で、血液を正常な状態に保つために必要な栄養素です。出血した際に血を止める重要な役割がある一方で、血液の凝固を抑えることもできるので血栓の予防にも有効です。

葉酸

血液を作ったり、DNAの合成にも関わっています。体内で合成されますが、体内に蓄積される量が少ないこともあり食事からの摂取が必要です。また、ビタミンB6・ビタミンB12とともにメチオニンの合成に関わり、動脈硬化の抑制にも期待されています。

こんな子におすすめ

貧血対策に取り入れたい。
水分補給を兼ねたおやつとして取り入れたい。

100g当たりの栄養成分

出典：日本食品標準成分表２０２０年版（八訂）
※コリンは米国農務省FoodData Centralを参照

栄養素	単位	成分値（生）
粗タンパク質	g	1.200
アルギニン	g	0.067
ヒスチジン	g	0.026
イソロイシン	g	0.053
ロイシン	g	0.092
リジン	g	0.069
メチオニン	g	0.020
メチオニン＋シスチン	g	0.032
フェニルアラニン	g	0.059
フェニルアラニン+チロシン	g	0.098
トレオニン	g	0.057
トリプトファン	g	0.021
バリン	g	0.065
粗脂肪	g	0.400
リノール酸	g	0.033
カルシウム	g	0.062
リン	g	0.039
カルシウム：リン比		1：0.629
カリウム	g	0.470
ナトリウム	g	0.003
塩素	g
マグネシウム	g	0.019
鉄	mg	0.500
銅	mg	0.010
マンガン	mg	0.690
亜鉛	mg	0.200
ヨウ素	mg	0.000
セレン	mg	0.000
ビタミンA	IU	0.000
ビタミンD	IU	0.000
ビタミンE	IU	1.043
チアミン	mg	0.060
リボフラビン	mg	0.100
パントテン酸	mg	0.080
ナイアシン	mg	0.400
ピリドキシン	mg	0.08
葉酸	mg	0.091
ビタミンB12	mg	0.000
コリン	mg	情報なし