犬ごはんの食材解説

【バナナ】手作り犬ごはんの食材解説(犬にあげていいか?、調理のポイント、栄養について)

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬ごはんの食材のうち、バナナについて解説します。その他の犬ごはんの食材に関する記事はこちらです。

バナナを犬にあげていいか?あげる場合の注意点

バナナは犬にあげても大丈夫な食材です。皮は硬いので必ず剥き、食べやすい大きさにしたり、ペーストにして喉に詰まらせないようにしましょう。
柔らかく消化もしやすいですが、果物の中ではエネルギーが高めな食材です。偏らないように食べるようにしましょう。
果糖も含まれているのであげすぎは良くありませんが、一年を通して流通しており、人も一緒に食べることができるので、日常的に取り入れやすい食材かと思います。

バナナに含まれている栄養素と主な効果

バナナの代表的な栄養素には糖質(炭水化物)カリウムビタミンC葉酸などが含まれています。

炭水化物(糖質)

主にエネルギー源となる糖質は炭水化物とも呼ばれ、米や麦などの穀類、イモ類、豆類に豊富に含まれます。糖質は単糖類、二糖類、多糖類に分類することができ働きも異なります。
糖質は体内に入ると消化・吸収を経て、グルコース(ブドウ糖)に分解されて体を動かすエネルギーとなります。特に脳細胞や神経組織、赤血球など体の重要な部位のエネルギー源となる栄養素はこのグルコースだけです。

カリウム

ナトリウムとともに体内のph値の調整や水分の代謝に関わります。また、余分なナトリウムを体外に排出してくれます。カリウムは加熱によって大きく失われるので、他の食材とも合わせて摂るようにしたい栄養素です。
通常は腎臓の働きによって体外に排出されるため、過剰になることはありませんが、腎臓が正常な状態ではない場合は過剰になる可能性があります。

ビタミンC

美容でよく聞くビタミンCは、コラーゲンの生成に関わり、筋肉や皮膚、骨、歯などを強化してくれます。また、免疫機能をサポートする働きがあるので、感染症予防にも役立ちます。ストレスが加わると大量に消費されるためストレスへの抵抗力を高めるためにも有効です。

葉酸

血液を作ったり、DNAの合成にも関わっています。
体内で合成されますが、体内に蓄積される量が少ないこともあり食事からの摂取が必要です。また、ビタミンB6・ビタミンB12とともにメチオニンの合成に関わり、動脈硬化の抑制にも期待されています。

おすすめの調理方法や食材との組合せ

運動した後のエネルギー補給に
豚肉のビタミンB1と合わせて疲労回復とエネルギー補給に

こんな子におすすめ

トレーニングなどのご褒美として
抗酸化作用を取り入れたい

100g当たりの栄養成分

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
※コリンは米国農務省FoodData Centralを参照

栄養素単位成分値(生)
粗タンパク質g1.100
アルギニンg0.045
ヒスチジンg0.082
イソロイシンg0.035
ロイシンg0.070
リジンg0.051
メチオニンg0.014
メチオニン+シスチンg0.029
フェニルアラニンg0.036
フェニルアラニン+チロシンg0.045
トレオニンg0.035
トリプトファンg0.010
バリンg0.049
粗脂肪g0.200
リノール酸g0.028
カルシウムg0.006
リンg0.027
カルシウム:リン比4.500
カリウムg0.360
ナトリウムg0.000
塩素g
マグネシウムg0.032
mg0.300
mg0.090
マンガンmg0.260
亜鉛mg0.200
ヨウ素mg0.000
セレンmg0.001
ビタミンAIU0.000
ビタミンDIU0.000
ビタミンEIU0.745
チアミンmg0.050
リボフラビンmg0.040
パントテン酸mg0.440
ナイアシンmg0.700
ピリドキシンmg0.38
葉酸mg0.026
ビタミンB12mg0.000
コリンmg9.8
lilya編集部
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