犬ごはんの食材解説

【ワカメ】手作り犬ごはんの食材解説(犬にあげていいか?、調理のポイント、栄養について)

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬ごはんの食材のうち、ワカメについて解説します。その他の犬ごはんの食材に関する記事はこちらです。

ワカメを犬にあげていいか?あげる場合の注意点

ワカメは犬にあげても大丈夫な食材です。手作りごはんで使用する際は味付けのされていないものを選び、細かく刻んだり煮出してスープとしてフードにかけて取り入れることができます。
ワカメに含まれるヨウ素は海藻類に多く含まれており、犬においても必要な栄養素とされています。過剰症があるので摂りすぎはよくないので少量ずつ取り入れるようにしましょう。
乾燥ワカメも食べることができますが、少量でもとても膨らみますので、乾燥状態での誤飲には注意するようにしましょう。体内で膨らむことで事故に繋がりかねません。

ワカメに含まれている栄養素と主な効果

ワカメの代表的な栄養素にはカルシウムヨウ素食物繊維β-カロテンなどが含まれています。

カルシウム

カルシウムは体を支えているだけではなく、カルシウムを貯めておく役割もあります。血液中のカルシウムが足りなくなると骨から放出されて使われます。そのため、不足状態が続くと骨が脆くなってしまいます。

ヨウ素

甲状腺に取り込まれたヨウ素は甲状腺ホルモンを作り、新陳代謝を促します。
甲状腺機能が低下すると疲れやすくなったり、太りやすいなどの症状が出るほか、神経症状も見られます。
海産物に多く含まれる要素は、島国である日本において取り入れやすい栄養素と言えます。
AAFCOでも上限値が設けられていますが、摂りすぎによる過剰症があります。

食物繊維

食物繊維の大半は吸収されずに体外に出てしまいますが、腸内で水分を吸収する過程で有害物質を吸着して排出を促します。また、毒素を分解する腸内細菌の活動を助ける役割もあるため排便がスムーズになり、便秘解消といった働きもあります。その他、生活習慣病予防や肥満防止など犬の健康維持には欠かせません。

β-カロテン

β-カロテンはビタミンAとして機能し、視力のサポートや、がんを抑制する抗酸化作用があると言われています。また、皮膚や粘膜を正常に維持する働きもあります。油に溶けやすいので、炒めたりすると効果的に吸収できます。

おすすめの調理方法や食材との組合せ

じゃがいものビタミンCと合わせて免疫力アップ。
細かく刻んで炒め煮にしてβ-カロテンを吸収アップ。

こんな子におすすめ

皮膚や被毛を健康的に保ちたい。
腸内環境を整えたい。

100g当たりの栄養成分

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
※コリンは米国農務省FoodData Centralを参照

栄養素単位成分値
粗タンパク質g1.900
アルギニンg0.091
ヒスチジンg0.038
イソロイシンg0.084
ロイシンg0.160
リジンg0.110
メチオニンg0.048
メチオニン+シスチンg0.067
フェニルアラニンg0.094
フェニルアラニン+チロシンg0.142
トレオニンg0.088
トリプトファンg0.033
バリンg0.110
粗脂肪g0.200
リノール酸g0.006
カルシウムg0.100
リンg0.036
カルシウム:リン比0.360
カリウムg0.730
ナトリウムg0.610
塩素g
マグネシウムg0.110
mg0.700
mg0.020
マンガンmg0.050
亜鉛mg0.300
ヨウ素mg1.600
セレンmg0.001
ビタミンAIU0.000
ビタミンDIU0.000
ビタミンEIU0.149
チアミンmg0.070
リボフラビンmg0.180
パントテン酸mg0.190
ナイアシンmg0.900
ピリドキシンmg0.03
葉酸mg0.029
ビタミンB12mg0.000
コリンmg13.900
lilya編集部
lilya編集部
はじめまして!lilya(リーリャ)編集部です!このWEBサイトは犬が少しでも長く健康でいられるための情報を発信するメディアです。手作り犬ごはんや犬の健康情報を発信するInstagramもやっていますのでぜひフォローしてください!