犬ごはんの食材解説

【スイカ】手作り犬ごはんの食材解説(犬にあげていいか?、調理のポイント、栄養について)

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬ごはんの食材のうち、スイカについて解説します。その他の犬ごはんの食材に関する記事はこちらです。

スイカを犬にあげていいか?あげる場合の注意点

スイカは犬にあげても大丈夫な食材です。90%近くが水分なので、水分補給にもなります。皮や種は取り除きましょう。冷えたスイカは暑さ対策にもなりますが、あげすぎはお腹を下す原因にもなりかねません。赤いスイカ以外にも黄色のスイカなども見かけますが、栄養素が少し異なります。赤いスイカの色素はβ-カロテンやリコピンですので、黄色のスイカにはない特徴です。リコピンは抗酸化作用もあり、トマトよりも多く含まれています。抗酸化作用を取り入れたいときは赤いスイカを取り入れても良いかもしれません。また、アミノ酸のひとつであるシトルリンが含まれており、血流の改善も期待できます。

スイカに含まれている栄養素と主な効果

スイカの代表的な栄養素にはカリウムβ-カロテン(赤肉種)、ビタミンCなどが含まれています。

カリウム

ナトリウムとともに体内のph値の調整や水分の代謝に関わります。また、余分なナトリウムを体外に排出してくれます。カリウムは加熱によって大きく失われるので、他の食材とも合わせて摂るようにしたい栄養素です。通常は腎臓の働きによって体外に排出されるため、過剰になることはありませんが、腎臓が正常な状態ではない場合は過剰になる可能性があります。

β-カロテン

β-カロテンはビタミンAとして機能し、視力のサポートや、がんを抑制する抗酸化作用があると言われています。また、皮膚や粘膜を正常に維持する働きもあります。油に溶けやすいので、炒めたりすると効果的に吸収できます。

ビタミンC

美容でよく聞くビタミンCは、コラーゲンの生成に関わり、筋肉や皮膚、骨、歯などを強化してくれます。また、免疫機能をサポートする働きがあるので、感染症予防にも役立ちます。ストレスが加わると大量に消費されるためストレスへの抵抗力を高めるためにも有効です。

おすすめの調理方法や食材との組合せ

水分補給を兼ねたおやつとして。
ヨーグルトと合わせてタンパク質の補給に。

こんな子におすすめ

抗酸化作用を取り入れたい。
水分をあまり摂らない。

100g当たりの栄養成分

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
※コリンは米国農務省FoodData Centralを参照

栄養素単位赤肉種黄肉種
粗タンパク質g0.6000.600
アルギニンg0.0510.051
ヒスチジンg0.0100.010
イソロイシンg0.0140.014
ロイシンg0.0150.015
リジンg0.0140.014
メチオニンg0.0050.005
メチオニン+シスチンg0.0120.012
フェニルアラニンg0.0150.015
フェニルアラニン+チロシンg0.0200.020
トレオニンg0.0100.010
トリプトファンg0.0050.005
バリンg0.0140.014
粗脂肪g0.1000.100
リノール酸g0.0330.000
カルシウムg0.0040.004
リンg0.0080.008
カルシウム:リン比1:2.0001:2.000
カリウムg0.1200.120
ナトリウムg0.0010.001
塩素g
マグネシウムg0.0110.011
mg0.2000.200
mg0.0300.030
マンガンmg0.0300.030
亜鉛mg0.1000.100
ヨウ素mg0.0000.000
セレンmg0.0000.000
ビタミンAIU0.0000.000
ビタミンDIU0.0000.000
ビタミンEIU0.1490.149
チアミンmg0.0300.030
リボフラビンmg0.0200.020
パントテン酸mg0.2200.220
ナイアシンmg0.2000.200
ピリドキシンmg0.070.07
葉酸mg0.0030.003
ビタミンB12mg0.0000.000
コリンmg4.100情報なし
lilya編集部
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