犬ごはんの食材解説

【蕎麦】手作り犬ごはんの食材解説(犬にあげていいか?、調理のポイント、栄養について)

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬ごはんの食材のうち、蕎麦について解説します。その他の犬ごはんの食材に関する記事はこちらです。

蕎麦を犬にあげていいか?あげる場合の注意点

蕎麦は基本的には犬にあげても大丈夫な食材です。茹でてからあげることと、口の大きさに合わせて切ってからあげるようにしましょう。また、原料に蕎麦、小麦が入っているので蕎麦や小麦にアレルギーがある場合はあげないようにしましょう。ポリフェノールのひとつであるルチンの抗酸化作用やビタミンB1・B2による皮膚や粘膜の健康を助けてくれる効果もあり、健康食品としても有名な食材です。十割蕎麦など種類も豊富なので、炭水化物のバリエーションのひとつとして取り入れやすいです。

蕎麦に含まれている栄養素と主な効果

蕎麦の代表的な栄養素にはルチン、たんぱく質食物繊維ビタミンB1ビタミンB2などが含まれています。

ルチン

蕎麦に含まれていることで有名なポリフェノールの一種です。特に穂先に多く含まれています。高血圧の予防や血管の強化が期待でき、心疾患の予防やビタミンCの吸収を促してくれる作用もあります。

たんぱく質

筋肉や臓器、皮膚など体の基本となる組織を作り、生命活動を維持するために必要な栄養素です。成長促進や免疫力の向上など身体的なこと以外に脳の活性化や精神の安定などにも影響します。

食物繊維

食物繊維の大半は吸収されずに体外に出てしまいますが、腸内で水分を吸収する過程で有害物質を吸着して排出を促します。また、毒素を分解する腸内細菌の活動を助ける役割もあるため排便がスムーズになり、便秘解消といった働きもあります。その他、生活習慣病予防や肥満防止など犬の健康維持には欠かせません。

ビタミンB1

ビタミンB1はエネルギー源となる糖質を分解して代謝を助ける役割があり、疲労を回復する役割もあります。
糖質を分解してエネルギーに変換する役割があります。そのため糖質を摂取してもビタミンB1が不足していると、糖質をエネルギーに変えることができません。また糖質の代謝が滞ると乳酸などの疲労物質が蓄積するため疲れやすくなってしまいます。運動直後やエネルギー消費が多い時は積極的に取り入れたい栄養素です。

ビタミンB2

ビタミンB2は、皮膚の健康や被毛の質向上に寄与し、成長を支える役割があります。ビタミンAと同様に皮膚や粘膜の健康をサポートしたり、傷の治りを早めることにも役に立っています。また、体内のエネルギー生成に関わっており、糖質、資質、タンパク質をエネルギーに変える役割があります。

おすすめの調理方法や食材との組合せ

ルチンとカボチャやピーマンと合わせてビタミンCの吸収をアップ
炭水化物のバリエーションのひとつとして

こんな子におすすめ

抗酸化作用を取り入れたい

100g当たりの栄養成分

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
小麦粉65% 蕎麦粉35%
※コリンは米国農務省FoodData Centralを参照

栄養素単位成分値(茹で)
粗タンパク質g4.800
アルギニンg0.250
ヒスチジンg0.110
イソロイシンg0.160
ロイシンg0.310
リジンg0.150
メチオニンg0.069
メチオニン+シスチンg0.169
フェニルアラニンg0.230
フェニルアラニン+チロシンg0.350
トレオニンg0.140
トリプトファンg0.060
バリンg0.200
粗脂肪g1.000
リノール酸g0.400
カルシウムg0.009
リンg0.080
カルシウム:リン比1:8.889
カリウムg0.034
ナトリウムg0.002
塩素g
マグネシウムg0.027
mg0.800
mg0.100
マンガンmg0.380
亜鉛mg0.400
ヨウ素mg0.000
セレンmg0.012
ビタミンAIU0.000
ビタミンDIU0.000
ビタミンEIU0.149
チアミンmg0.050
リボフラビンmg0.020
パントテン酸mg0.330
ナイアシンmg0.500
ピリドキシンmg0.04
葉酸mg0.008
ビタミンB12mg0.000
コリンmg情報なし
lilya編集部
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