犬ごはんの食材解説

【えごま油】手作り犬ごはんの食材解説(犬にあげていいか?、調理のポイント、栄養について)

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬ごはんの食材のうち、えごま油について解説します。その他の犬ごはんの食材に関する記事はこちらです。

えごま油を犬にあげていいか?あげる場合の注意点

えごま油は犬にあげても大丈夫な食材です。えごまはシソ科の植物で、葉は韓国料理によく使われます。えごま油はえごまの種から作られた油で、α-リノレン酸を多く含みます。100g中に58,000g含んでおり、亜麻仁油(57,000g)を若干上回ります。α-リノレン酸は、体内でEPA・DHAに変換され抗炎症作用などが期待されます。犬はαリノレン酸をEPA・DHAに変換する能力は高くないですがそのための酵素を持っています。体質によっては魚油やサプリメントから直接摂取した方が効率が良い場合もあります。亜麻仁油同様、酸化しやすいので1ヶ月程度で使い切れるサイズのものを購入するようにしましょう。また、体に良いとはいえ油なので高カロリーです。必要な量を計量して使うようにしましょう。

えごま油に含まれている栄養素と主な効果

えごま油の代表的な栄養素にはα-リノレン酸リノール酸ビタミンEなどが含まれています。

αリノレン酸

オメガ3多価不飽和脂肪酸の一つで、体内で合成することができない必須脂肪酸です。EPA・DHAに変換されることで体内で抗炎症作用が期待されます。また、健康的な皮膚や被毛にも関わっています。

リノール酸

必須脂肪酸の一つで、植物油に多く含まれている脂肪酸です。皮膚の水分を保ち健康な皮膚や被毛に寄与します。不足すると皮膚炎やフケが出る場合があるとされています。

ビタミンE

ビタミンEは8種類の化合物からなる栄養素の総称です。身体の酸化を防ぎ、がん予防や筋肉の損傷を軽減してくれる抗酸化作用があります。また、脂溶性ビタミンなので油と一緒に調理すると効率よく摂取できます。

おすすめの調理方法や食材との組合せ

肉類や緑黄色野菜の脂溶性ビタミン(A、D、E、K)を効率よく摂取。
いつものご飯の最後にかける。

こんな子におすすめ

EPA・DHAとして抗炎症作用などの効果を取り入れたい。
タンパク質を制限している時のカロリー補給のひとつに。

100g当たりの栄養成分

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
※コリンは米国農務省FoodData Centralを参照

栄養素単位成分値
粗タンパク質g0.000
アルギニンg0.000
ヒスチジンg0.000
イソロイシンg0.000
ロイシンg0.000
リジンg0.000
メチオニンg0.000
メチオニン+シスチンg0.000
フェニルアラニンg0.000
フェニルアラニン+チロシンg0.000
トレオニンg0.000
トリプトファンg0.000
バリンg0.000
粗脂肪g100.000
リノール酸g12.000
カルシウムg0.001
リンg0.001
カルシウム:リン比1:1
カリウムg0.000
ナトリウムg0.000
塩素g
マグネシウムg0.000
mg0.100
mg0.000
マンガンmg0.010
亜鉛mg0.000
ヨウ素mg0.000
セレンmg0.000
ビタミンAIU0.000
ビタミンDIU0.000
ビタミンEIU3.576
チアミンmg0.000
リボフラビンmg0.000
パントテン酸mg0.000
ナイアシンmg0.000
ピリドキシンmg0
葉酸mg0.000
ビタミンB12mg0.000
コリンmg情報なし
lilya編集部
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