犬ごはんの食材解説

【林檎(りんご)】手作り犬ごはんの食材解説(犬にあげていいか?、調理のポイント、栄養について)

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬ごはんの食材のうち、りんごについて解説します。その他の犬ごはんの食材に関する記事はこちらです。

林檎(りんご)を犬にあげていいか?あげる場合の注意点

林檎(りんご)は犬にあげても大丈夫な食材です。皮も食べられますが、農薬やワックスが気になる場合は剥いてからあげた方が安心です。タネは毒性があるので取り除き、大きいままだと喉に詰まってしまう恐れがあるので、小さく切ってからあげましょう。
また、約80%が水分のため、水分補給も兼ねたおやつとしても使えます。
果糖も含まれているのであげすぎは良くありませんが、人も一緒に食べることができるので、日常的に取り入れやすい食材かと思います。

林檎(りんご)に含まれている栄養素と主な効果

りんごの代表的な栄養素にはカリウム食物繊維ビタミンCなどが含まれています。

カリウム

ナトリウムとともに体内のph値の調整や水分の代謝に関わります。また、余分なナトリウムを体外に排出してくれます。カリウムは加熱によって大きく失われるので、他の食材とも合わせて積極的に摂るようにしたい栄養素です。
通常は腎臓の働きによって体外に排出されるため、過剰になることはありませんが、腎臓が正常な状態ではない場合は過剰になる可能性があります。

食物繊維

食物繊維の大半は吸収されずに体外に出てしまいますが、腸内で水分を吸収する過程で有害物質を吸着して排出を促します。また、毒素を分解する腸内細菌の活動を助ける役割もあるため排便がスムーズになり、便秘解消といった働きもあります。その他、生活習慣病予防や肥満防止など犬の健康維持には欠かせません。

ビタミンC

美容でよく聞くビタミンCは、コラーゲンの生成に関わり、筋肉や皮膚、骨、歯などを強化してくれます。また、免疫機能をサポートする働きがあるので、感染症予防にも役立ちます。ストレスへの抵抗力を高める作用がある他、抗がん作用もあることが注目されています。

おすすめの調理方法や食材との組合せ

水分補給も兼ねてそのままおやつとして。
すりおろしてごはんと混ぜる。
豚肉と合わせて疲労回復効果を期待。
りんごを使ったレシピはこちらをご覧ください。

こんな子におすすめ

整腸作用を取り入れたい。
あまり水分を摂らない。

100g当たりの栄養成分

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
※コリンは米国農務省FoodData Centralを参照

栄養素単位皮付き皮なし
粗タンパク質g0.2000.100
アルギニンg0.0040.003
ヒスチジンg0.0030.002
イソロイシンg0.0040.004
ロイシンg0.0080.006
リジンg0.0070.005
メチオニンg0.0010.002
メチオニン+シスチンg0.0010.004
フェニルアラニンg0.0040.003
フェニルアラニン+チロシンg0.0040.004
トレオニンg0.0040.004
トリプトファンg0.0010.001
バリンg0.0070.004
粗脂肪g0.3000.200
リノール酸g0.0630.029
カルシウムg0.0040.003
リンg0.0120.012
カルシウム:リン比3.0004.000
カリウムg0.1200.120
ナトリウムg0.0000.000
塩素g
マグネシウムg0.0050.003
mg0.1000.100
mg0.0500.050
マンガンmg0.0400.020
亜鉛mg0.1000.000
ヨウ素mg0.0000.000
セレンmg0.0000.000
ビタミンAIU0.0000.000
ビタミンDIU0.0000.000
ビタミンEIU0.5960.149
チアミンmg0.0200.020
リボフラビンmg0.0100.000
パントテン酸mg0.0500.030
ナイアシンmg0.1000.100
ピリドキシンmg0.040.04
葉酸mg0.0030.002
ビタミンB12mg0.0000.000
コリンmg3.43.4
lilya編集部
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