犬ごはんの食材解説

【水菜】手作り犬ごはんの食材解説(犬にあげていいか?、調理のポイント、栄養について)

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬ごはんの食材のうち、水菜について解説します。その他の犬ごはんの食材に関する記事はこちらです。

水菜を犬にあげていいか?あげる場合の注意点

水菜は犬にあげても大丈夫な食材です。生でも加熱しても食べることができます。手作りごはんでも使いやすい食材の一つです。いずれにせよ細かく切ってからおやつや手作りフードに入れる方が食べやすくなります。
水菜にはヨウ素の吸収を阻害する成分(ゴイトロゲン)が含まれています。甲状腺機能の疾患がある場合や服薬している場合は念の為避けた方が安心です。
野菜類の中ではカルシウムが豊富に含まれており、不足しがちなカルシウムの補給に取り入れやすい食材です。約90%が水分なので、水分補給であげても良さそうです。

水菜に含まれている栄養素と主な効果

水菜の代表的な栄養素にはカルシウムカリウムβ-カロテンなどが含まれています。

カルシウム

骨や歯を作ったり、細胞間の情報伝達や神経や脳の正常な働きを助けます。
血液中のカルシウムが足りなくなると骨から放出されて使われます。そのため、不足状態が続くと骨が脆くなってしまいます。
水菜は野菜類の中ではカルシウムが多く含まれています。

カリウム

ナトリウムとともに体内のph値の調整や水分の代謝に関わります。また、余分なナトリウムを体外に排出してくれます。カリウムは加熱によって大きく失われるので、他の食材とも合わせて積極的に摂るようにしたい栄養素です。

β-カロテン

β-カロテンはビタミンAとして機能し、視力のサポートや、がんを抑制する抗酸化作用があると言われています。犬は、カロテンからビタミンAを合成する酵素を持っているため、緑黄色野菜からもビタミンAを摂取できます。

おすすめの調理方法や食材との組合せ

豚肉と一緒に炒めてβ-カロテンの吸収率アップとビタミンB1で疲労回復。
ビタミンDの含まれるきのこ類と合わせてカルシウムの吸収率アップ。
水菜を使ったレシピはこちらをご覧ください。

こんな子におすすめ

カルシウムを補給したい。
抗酸化作用を取り入れたい。
整腸効果を取り入れたい。

100g当たりの栄養成分

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
※コリンは米国農務省FoodData Centralを参照

栄養素単位成分値
粗タンパク質g2.200
アルギニンg0.150
ヒスチジンg0.055
イソロイシンg0.096
ロイシンg0.170
リジンg0.140
メチオニンg0.027
メチオニン+シスチンg0.045
フェニルアラニンg0.120
フェニルアラニン+チロシンg0.197
トレオニンg0.100
トリプトファンg0.048
バリンg0.140
粗脂肪g0.100
リノール酸g0.000
カルシウムg0.210
リンg0.064
カルシウム:リン比0.305
カリウムg0.480
ナトリウムg0.036
塩素g
マグネシウムg0.031
mg2.100
mg0.070
マンガンmg0.410
亜鉛mg0.500
ヨウ素mg0.007
セレンmg0.002
ビタミンAIU0.000
ビタミンDIU0.000
ビタミンEIU2.682
チアミンmg0.080
リボフラビンmg0.150
パントテン酸mg0.500
ナイアシンmg0.700
ピリドキシンmg0.18
葉酸mg0.140
ビタミンB12mg0.000
コリンmg情報なし
lilya編集部
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