犬ごはんの食材解説

【葛】手作り犬ごはんの食材解説(犬にあげていいか?、調理のポイント、栄養について)

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬ごはんの食材のうち、葛について解説します。その他の犬ごはんの食材に関する記事はこちらです。

葛を犬にあげていいか?あげる場合の注意点

葛は犬に基本的にはあげても大丈夫な食材です。葛は多年草の植物で、漢方でも葛根湯としてお馴染みの食材です。葛粉は葛の根を生成して作ったでんぷんです。製造に手間がかかるため安価ではありませんが、スーパーでも手に入ります。ポリフェノールの一種のイソフラボンは抗酸化作用のほかに骨を強化する働きが期待されています。サポニンは抗酸化作用がある一方、界面活性剤でもあるので、体内の脂質を溶かす働きもあります。多量だと炎症を起こすこともあるので、手作りフードではたまに使う程度にした方が良いかと思います。片栗粉以外で食事にとろみがつけられるほか、中医学では、体を冷まし解熱効果があるとされるほか、血行を促すとされています。葛のでんぷんはただし、漢方と薬は相性が悪いこともあるので、投薬中の場合は葛の使用を控えるか獣医師に相談してからの方が良いでしょう。

葛に含まれている栄養素と主な効果

葛の代表的な栄養素には炭水化物カルシウムなどが含まれています。

炭水化物

糖質は、体の主要なエネルギー源で消化・吸収された後に血液を通じて全身に届けられます。エネルギー補給の他に、疲労回復や脳の活性化、解毒作用の促進などの効果があります。ただし、摂りすぎると肥満の原因にもなります。

カルシウム

骨や歯を作ったり、細胞間の情報伝達や神経や脳の正常な働きを助けます。血液中のカルシウムが足りなくなると骨から放出されて使われます。そのため、不足状態が続くと骨が脆くなってしまいます。葛にも多くはないですが含まれています。

おすすめの調理方法や食材との組合せ

食事のとろみづけに。
漢方の効果を取り入れたい。

こんな子におすすめ

いつものフードに飽きてきた。
とろみがある方が食べやすい子に。

100g当たりの栄養成分

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
※コリンは米国農務省FoodData Centralを参照

栄養素単位葛粉
粗タンパク質g0.200
アルギニンg0.000
ヒスチジンg0.000
イソロイシンg0.000
ロイシンg0.000
リジンg0.000
メチオニンg0.000
メチオニン+シスチンg0.000
フェニルアラニンg0.000
フェニルアラニン+チロシンg0.000
トレオニンg0.000
トリプトファンg0.000
バリンg0.000
粗脂肪g0.200
リノール酸g0.000
カルシウムg0.018
リンg0.012
カルシウム:リン比1:0.667
カリウムg0.002
ナトリウムg0.002
塩素g
マグネシウムg0.003
mg2.000
mg0.020
マンガンmg0.020
亜鉛mg0.000
ヨウ素mg0.000
セレンmg0.000
ビタミンAIU0.000
ビタミンDIU0.000
ビタミンEIU0.000
チアミンmg0.000
リボフラビンmg0.000
パントテン酸mg0.000
ナイアシンmg0.000
ピリドキシンmg0
葉酸mg0.000
ビタミンB12mg0.000
コリンmg情報なし
lilya編集部
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