犬ごはんの食材解説

【冬瓜】手作り犬ごはんの食材解説(犬にあげていいか?、調理のポイント、栄養について)

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬ごはんの食材のうち、冬瓜について解説します。その他の犬ごはんの食材に関する記事はこちらです。

冬瓜を犬にあげていいか?あげる場合の注意点

冬瓜は犬にあげても大丈夫な食材です。皮は硬いので加熱した方が良いですが、果肉部分は生でも食べることができます。カリウムが多いので腎臓がよくない場合は避けましょう。また、種は取り除くようにしましょう。約95%が水分なので、水分補給にも使えますが、他の食材と合わせた方が口当たりも良くなり食べやすくなるでしょう。低カロリーなのでダイエット中のカサ増しにも使えます。瓜科の植物はククルビタシンという成分が含まれており、過剰に摂取すると食中毒になる恐れがあります。苦味の強いものには注意しましょう。

冬瓜に含まれている栄養素と主な効果

冬瓜の代表的な栄養素にはカリウムカルシウム葉酸ビタミンCなどが含まれています。

カリウム

ナトリウムとともに体内のph値の調整や水分の代謝に関わります。また、余分なナトリウムを体外に排出してくれます。カリウムは加熱によって大きく失われるので、他の食材とも合わせて積極的に摂るようにしたい栄養素です。

カルシウム

骨や歯を作ったり、細胞間の情報伝達や神経や脳の正常な働きを助けます。血液中のカルシウムが足りなくなると骨から放出されて使われます。そのため、不足状態が続くと骨が脆くなってしまいます。

葉酸

血液を作ったり、DNAの合成にも関わっています。体内で合成されますが、体内に蓄積される量が少ないこともあり食事からの摂取が必要です。また、ビタミンB6・ビタミンB12とともにメチオニンの合成に関わり、動脈硬化の抑制にも期待されています。

おすすめの調理方法や食材との組合せ

豚肉や鶏肉と合わせてたんぱく質を強化。
きのこ類のビタミンDと合わせてカルシウム吸収をアップ。

こんな子におすすめ

ダイエット中の食材に。
食感を変えたい時に。

100g当たりの栄養成分

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
※コリンは米国農務省FoodData Centralを参照

栄養素単位成分値(茹で)
粗タンパク質g0.600
アルギニンg0.025
ヒスチジンg0.009
イソロイシンg0.017
ロイシンg0.028
リジンg0.023
メチオニンg0.007
メチオニン+シスチンg0.012
フェニルアラニンg0.018
フェニルアラニン+チロシンg0.032
トレオニンg0.015
トリプトファンg0.007
バリンg0.021
粗脂肪g0.100
リノール酸g0.044
カルシウムg0.022
リンg0.019
カルシウム:リン比1:0.864
カリウムg0.200
ナトリウムg0.001
塩素g
マグネシウムg0.007
mg0.300
mg0.010
マンガンmg0.020
亜鉛mg0.100
ヨウ素mg0.000
セレンmg0.000
ビタミンAIU0.000
ビタミンDIU0.000
ビタミンEIU0.149
チアミンmg0.010
リボフラビンmg0.010
パントテン酸mg0.200
ナイアシンmg0.400
ピリドキシンmg0.03
葉酸mg0.025
ビタミンB12mg0.000
コリンmg4.9
lilya編集部
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