犬ごはんの食材解説

【マッシュルーム】手作り犬ごはんの食材解説(犬にあげていいか?、調理のポイント、栄養について)

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬ごはんの食材のうち、マッシュルームについて解説します。その他の犬ごはんの食材に関する記事はこちらです。

マッシュルームを犬にあげていいか?あげる場合の注意点

マッシュルームは犬にあげても大丈夫な食材です。
きのこ類は食物繊維が多く含まれているものが多いですが、マッシュルームはしいたけや舞茸と比較すると半分程度の含量です。
うま味成分も含まれていますが、クセが少なく、手作りフードでも取り入れやすい食材です。また、一年を通して手に入りやすいことも特徴です。
マッシュルームは新鮮なものであれば生でも食べられると言われていますが、食べやすい大きさにカットして、茹でたり炒めるなどして、加熱した方が安心です。茹でた場合は栄養素の溶け出した茹で汁も一緒に使いましょう。

マッシュルームに含まれている栄養素と主な効果

マッシュルームの代表的な栄養素には食物繊維カリウムセレンなどが含まれています。

食物繊維

食物繊維の大半は吸収されずに体外に出てしまいますが、腸内で水分を吸収する過程で有害物質を吸着して排出を促します。また、毒素を分解する腸内細菌の活動を助ける役割もあるため排便がスムーズになり、便秘解消といった働きもあります。その他、生活習慣病予防や肥満防止など犬の健康維持には欠かせません。

カリウム

ナトリウムとともに体内のph値の調整や水分の代謝に関わります。また、余分なナトリウムを体外に排出してくれます。カリウムは加熱によって大きく失われるので、他の食材とも合わせて摂るようにしたい栄養素です。
通常は腎臓の働きによって体外に排出されるため、過剰になることはありませんが、腎臓が正常な状態ではない場合は過剰になる可能性があります。

セレン

ビタミンEなどと協力して、体の細胞が酸化により壊されていくのを防ぐ抗酸化作用があります。
また、セレンは主に十二指腸から吸収されるので、腸内環境を健康に保つことも大切な要因です。

おすすめの調理方法や食材との組合せ

刻んでスープにして水溶性ビタミンも摂取。
パプリカやカボチャなどのビタミンEを足して抗酸化作用をアップ。
ダイエットの食材として。
マッシュルームを使ったレシピはこちらをご覧ください。

こんな子におすすめ

フードへの食べムラがある。煮出したスープで食欲アップ
抗酸化作用を取り入れたい

100g当たりの栄養成分

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
※コリンは米国農務省FoodData Centralを参照

栄養素単位成分値(ホワイト)
粗タンパク質g2.900
アルギニンg0.085
ヒスチジンg0.050
イソロイシンg0.098
ロイシンg0.150
リジンg0.120
メチオニンg0.028
メチオニン+シスチンg0.046
フェニルアラニンg0.088
フェニルアラニン+チロシンg0.131
トレオニンg0.110
トリプトファンg0.036
バリンg0.120
粗脂肪g0.300
リノール酸g0.100
カルシウムg0.003
リンg0.100
カルシウム:リン比1:33
カリウムg0.350
ナトリウムg0.006
塩素g
マグネシウムg0.010
mg0.300
mg0.320
マンガンmg0.040
亜鉛mg0.400
ヨウ素mg0.001
セレンmg0.014
ビタミンAIU0.000
ビタミンDIU12.000
ビタミンEIU0.000
チアミンmg0.060
リボフラビンmg0.290
パントテン酸mg1.540
ナイアシンmg3.000
ピリドキシンmg0.11
葉酸mg0.028
ビタミンB12mg0.000
コリンmg17.3
lilya編集部
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