犬に必要な栄養素

【脂質】犬ごはんに必要な栄養解説と多く含まれる食材の紹介

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬に必要な栄養素のうち、脂質について解説します。その他の犬に必要な栄養に関する記事はこちらです。

脂質の働き・効果

少量でエネルギーを効率よく得ることができる一方で、過剰にとると肥満になります。適量であれば動脈硬化予防や生活習慣病予防、脳の機能維持などメリットがとてもある栄養素です。

脂質を多く含む食材

各種植物油、牛肉、鶏皮、レバー、マグロ、サバ、サンマ、イワシ、カツオ、アーモンドなど
脂質が豊富な食材・食品に関する記事はこちらから確認できます

脂質が不足・過剰になると?

脂質を過剰に摂取するとエネルギー過多で肥満の原因となります。一方で、不足すると皮膚が乾燥して傷が治りにくくなったり、エネルギーが足りないことで免疫力が低下します。免疫力が低下すると病気にかかりやすくなります。
脂質の中でも特に飽和脂肪酸を取りすぎると動脈硬化や心臓病、生活習慣病などのリスクが高まり、ガンの原因となる可能性があります。

関連情報

ダイエットの時の脂質は?

ダイエットの時は脂肪分をあげないほうが良いと考えている方もいますが、本当にまったく脂肪分を与えないでいると皮膚がかさつき、体調不良になってしまいます。脂質を控えたほうがいいケースでも全く摂取しなくていいというわけでありません。気になる場合は動物性ではなく植物性中心にするなど、普段から気を付けてあげてください。

脂質の詳細情報

脂質は、細胞膜や血液など体を構成する成分としてなくてはならない栄養素で、脂溶性ビタミンの吸収や神経の働きにも関わっています。エネルギー価が高く、効率の良さが特徴ですが、一方で摂りすぎると肥満の原因になります。
脂質は脂肪酸からできていますが、この脂肪酸は構造によって飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けることができます。飽和脂肪酸は体内でコレステロールを作る材料になり、過剰に摂取するとコレステロールや中性脂肪が増えていき、動脈硬化などのリスクが高まる恐れがあります。不飽和脂肪酸は適切にとるとコレステロールを減らす働きがあり、多価不飽和脂肪酸と一価脂肪酸に分類することができます。体内で作ることができる一価脂肪酸に対して、リノール酸やリノレン酸、EPA、DHAなどの多価不飽和脂肪酸は体内で作ることができないので食事から摂る必要があります。

lilya編集部
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