犬ごはんの食材解説

【里芋】手作り犬ごはんの食材解説(犬にあげていいか?、調理のポイント、栄養について)

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬ごはんの食材のうち、里芋について解説します。その他の犬ごはんの食材に関する記事はこちらです。

里芋を犬にあげていいか?あげる場合の注意点

里芋は犬にあげても大丈夫な食材です。生では硬いので加熱し、食べやすい大きさにしてからあげましょう。
芋類の中ではカロリーも低く水分が多く含まれています。ダイエット中のコにも使いやすい食材と言えます。
シュウ酸が含まれる食材の一つでもあるので、シュウ酸カルシウム結石が心配な場合は下茹でをするなど注意が必要です。

里芋に含まれている栄養素と主な効果

里芋の代表的な栄養素にはカリウム、ガラクタン、食物繊維などが含まれています。

カリウム

ナトリウムとともに体内のph値の調整や水分の代謝に関わります。また、余分なナトリウムを体外に排出してくれます。カリウムは熱によって失われやすい性質があります。多めに食事に取り入れたり、果物や生野菜として取り入れるのも良いと思います。逆にカリウムを制限したい場合は茹でこぼすなどの調理法がとられます。
通常は腎臓の働きによって体外に排出されるため、過剰になることはありませんが、腎臓が正常な状態ではない場合は過剰になる可能性があります。

ガラクタン

ガラクタンは炭水化物とタンパク質の複合した物質で、水溶性食物繊維の一つであり、粘り成分の一つです。胃腸の粘膜の保護や、動脈硬化・がんを抑制する働きや脳の活性化も期待できる成分です。。

食物繊維

食物繊維の大半は吸収されずに体外に出てしまいますが、腸内で水分を吸収する過程で有害物質を吸着して排出を促します。また、毒素を分解する腸内細菌の活動を助ける役割もあるため排便がスムーズになり、便秘解消といった働きもあります。その他、生活習慣病予防や肥満防止など犬の健康維持には欠かせません。

おすすめの調理方法や食材との組合せ

細かく刻んで粘りを出すと全体がまとまって食べやすくなります。
鶏胸肉やささみと合わせてダイエットメニューに。

こんな子におすすめ

ダイエットをしたい。
整腸効果を取り入れたい。

100g当たりの栄養成分

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
※コリンは米国農務省FoodData Centralを参照

栄養素単位成分値
粗タンパク質g1.500
アルギニンg0.096
ヒスチジンg0.028
イソロイシンg0.046
ロイシンg0.110
リジンg0.067
メチオニンg0.017
メチオニン+シスチンg0.061
フェニルアラニンg0.078
フェニルアラニン+チロシンg0.157
トレオニンg0.064
トリプトファンg0.031
バリンg0.074
粗脂肪g0.100
リノール酸g0.026
カルシウムg0.010
リンg0.055
カルシウム:リン比5.500
カリウムg0.640
ナトリウムg0.000
塩素g
マグネシウムg0.019
mg0.500
mg0.150
マンガンmg0.190
亜鉛mg0.300
ヨウ素mg0.000
セレンmg0.001
ビタミンAIU0.000
ビタミンDIU0.000
ビタミンEIU0.894
チアミンmg0.070
リボフラビンmg0.020
パントテン酸mg0.480
ナイアシンmg1.000
ピリドキシンmg0.15
葉酸mg0.030
ビタミンB12mg0.000
コリンmg17.3
lilya編集部
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