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一人暮らしでも犬と暮らせる?注意点や事前に知っておきたいこと

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。 今回は、肝臓病の犬の食事で気をつけなければならないポイントとドッグフードの選び方について解説します。肝臓病の基本知識から対処法、検査方法などについて調べることができます。

犬や猫などの動物が好きでも一人暮らしをしていると、なかなか迎え入れる決心がつかないということも多いのではないでしょうか。確かに、一人暮らしで動物と暮らすことはハードルが高いことだと思います。「何が必要なのか」「留守番が多いけど大丈夫なのか」「散歩や運動はどうすれば良いのか」など不安になることは多々あると思います。この記事を読んでどのような準備や心構えが必要なのか、不安になる点を解消し、安全で楽しく暮らせるようにしていきましょう。

一人暮らしにはどんな犬が向いている?生活環境によっての違い

自分がどんなライフスタイルなのか考えてみよう

働き方の多様化も進み、毎日出社することがない人も増えたかと思います。ライフスタイルによって向き不向きがある可能性も理解しておきましょう。留守番が多くなってしまう場合は、一般的に運動量が少ない傾向がある犬種や、独立心が強い犬種が向いていると言われています。しかし、犬にも個性がありますのであくまで傾向として認識しておきましょう。逆に犬と触れ合う時間が多くとれる場合は選択肢が広がるかもしれません。可能な限り犬と寄り添う時間を作り、良い関係性を築きたいですね。

犬種によっての特徴を理解しよう

一人暮らしの場合、ほとんどの人が賃貸で暮らしているかと思います。賃貸の場合、ペット可としてあっても「小型犬一頭」というように制限があることが多いので、小型犬を中心に解説します。

運動量が少ないとされる犬種

ペキニーズ中国の宮廷で可愛がられてきた歴史ある犬種です。猫のような性格とも言われ、気が乗らないと散歩に出ても歩かないことも。一回の散歩で歩く時間は短い傾向があるようです。
シーズーペキニーズとラサ・アプソが由来とされているシー・ズー。気が乗らないとあまり歩かないこともあるようです。一回の散歩で歩く時間は短い傾向があります。
チワワ活発で散歩好きな子が多いですが、体が小さいのであまり体力のない子もいるようです。室内での遊びと組み合わせて、運動量を確保したいですね。
パグ愛敬たっぷりのシワのある顔が特徴のパグは筋肉質な体つきでがっしりしています。のんびりしているタイプの子も多いようでマイペースとも言われます。

運動量が多いとされる犬種

ビーグルスヌーピーのモデルでもあるビーグルは、元々ウサギを狩る猟犬と言われています。太りやすい犬種でもあるため、肥満にならないように十分な運動量が必要です。
ジャック・ラッセル・テリアキツネを追い、巣穴から追い立てる役目をしていた体力のある犬種です。小柄ながら底なしの体力とも言われ、アクティブな人に合っているでしょう。
ミニチュア・ピンシャードイツ原産で、もともとは小動物の狩りや番犬をしていたと言われています。引き締まった体が美しく、運動能力が高い犬種です。ジャンプ力がある事から脱走の名人とも言われます。
ダックスフント代表的な足の短い犬ですが、実はもともと猟犬です。引き締まった体つきで体力もあるとされています。
ミニチュア・シュナウザーがっしりとした体つきで口髭が特徴的。家庭犬としても人気の犬種ですが、体力もあり運動量が多い子が多い傾向があります。

※運動量が少ないだけで一人暮らしに向いているとは限りませんので注意しましょう。特に毛量が多い犬種や皮膚が弱い場合は日頃からこまめなケアが必要です。

留守番の前に運動する習慣をつけよう

留守番前に散歩などの十分な運動をすることで、留守番中の多くを睡眠時間にしてくれるでしょう。犬は眠りが浅いため1日に12〜15時間ほど眠ると言いますが、運動不足ではストレスがたまり物を壊したりしてしまう恐れが出てきてしまいます。ものを壊したりするいわゆる問題行動は、運動欲求を満たすだけでかなり改善されることもあります。

自分に何かあったときに託せる人を決めておこう

急な病気や事故などで家を空けなければいけない時にどうするかも決めておくべきです。長期の場合は実家や信頼できる友人にお世話を任せたりしなければいけないでしょう。数日であればペットホテルでも可能かもしれませんが、誰かがホテルに連れて行かなければいけません。ペットの健康も大切ですが、自分自身の健康管理も大切と言えます。

一人暮らしで犬と暮らして良かったこと・大変な事

犬と暮らすことは良いことも多い反面、大変なこともあります。特に一人で面倒を見るとなると気にしなければいけないことやしなければいけないことが増えます。もちろん全て楽しんでできれば良いですが、なかなか難しいでしょう。事前に想定しておくことで「こんなはずじゃなかった」を無くしましょう。

良かった事

家に待っていてくれる存在がいる

家に帰ってきて全力で迎えてくれる存在は、とても嬉しく癒しになるでしょう。疲れていても悲しいことがあっても、可愛い姿を見れば前向きな気持ちになれます。大切にした分だけ懐いてくれて良い関係性を築くことができるでしょう。

交友関係が広がる

犬と散歩していると、知らない人と会話をすることが増えます。それだけ共通の話題を持っている人が多く、犬好きな人が多いと言えます。現代ではSNSで繋がり交友関係が広がるということも珍しくありません。

アクティブになる

散歩のついでにペット可のカフェやお店に出かけてみたくなるかもしれません。また、犬と一緒にしてみたいスポーツやアクティビティも見つかるでしょう。一人ではしなかったこと、行かなかったところ、出会わなかった人に出会える可能性を秘めています。

大変な事

留守番中が心配

留守番中はすぐに対応できないので心配になってしまうこともあります。家具などの破壊行為は思わぬ事故に繋がりかねません。ペットカメラも普及していますが、何かあったとしても留守中はすぐに対処できないためあくまで様子を見るのみとなってしまいます。

旅行などに行きづらい

一緒に旅行に行くのであれば別ですが、必ずしもどこでも連れて行けるわけではありません。一緒に行けない場合はペットホテルに預けたりして面倒をみてもらわなければいけません。その際の費用も考えておきましょう。

自分の時間が制限される

散歩などで犬にかける時間は必要となります。犬と暮らす醍醐味の一つでもありますが、人によっては思った以上に犬中心の生活になることでストレスを感じてしまう人もいるかもしれません。犬と暮らすことをしっかりとシミュレーションすることも大切です。

お金がかかる

犬に限りませんが、動物と暮らすことはお金のかかることです。日々の食事代やおもちゃなどの用品代、トリミング代などが挙げられますが、医療費は時に高額になることもあります。骨折やヘルニアなどの治療は数十万円かかることもあります。保険に入っていても内容によっては適用されないこともあるので、よく検討し、毎月少しづつでも愛犬のための貯金をしておくことも有効です。

犬と暮らす環境を整えるには?

当然ペット可の住宅環境が必要ですが、それ以外にも調べておきたいことがあります。犬と暮らすことでどういった施設などが必要なのか把握しておきましょう。

ペット可の住まいの探し方と注意点

犬や猫を迎え入れる前提として、ペット可の住宅であることが挙げられます。持ち家だとしてもマンションの場合、規約でペット不可と決められていることもありえます。マンションごとのルールがあるでしょうから確認してみましょう。
賃貸の場合は、ペット可の住宅は少なく、「小型犬一頭まで」「猫のみ」「敷金1ヶ月増し」という条件がつく場合が多いです。古い住宅は、もともとペット不可であっても、借り手がつかなくて徐々にペット可に変える場合もあるようです。最近ではペットフレンドリーな賃貸住宅もありますが、まだまだ少なく希望のエリアにないことも多いでしょう。制約が増えることもあり、小型犬でも多頭飼育している場合、新たな家を探すのはかなり選択肢が減ることが考えられます。いつか2頭目を迎えたいと考えている方も、自分自身のライフスタイルの変化を想像して焦らず検討することも大切です。

室内の環境について

猫は立体的に暮らすのに対して、犬は平面的に暮らします。運動の一環で猫のようにキャットタワーは必要ありませんが、室内でも運動できるようにする場合はある程度の広さが必要になりますが、日々の十分な散歩や知育トレーニングなども活用すれば、必ずしもとても広い部屋でなくても大丈夫です。ケージやサークル、トイレの置き場などのスペースは確保できるようにしましょう。

周辺環境も調べておこう

動物病院

何かとお世話になる動物病院の場所をあらかじめ調べておきましょう。地域によって異なりますが、通える範囲で複数見つけておくと、休診日であっても選択肢が増えます。できれば一度は予防接種や健康診断などで行ってみてカルテを作っておきましょう。急ぎで診てもらいたいときにスムーズに診察に移れるでしょう。
病院の規模や力を入れている内容によっては通い分ける場合もあります。かかりつけとして一次診療をする病院や、高度医療にも対応できる設備がある病院、歯科・循環器科・鍼灸など力を入れている科目がある、夜間も救急受け入れをしてくれるなどいろいろな特徴があります。近隣のかかりつけとなる病院と、救急病院は調べておいた方が良いでしょう。

トリミングサロン

プードルやマルチーズなどトリミングが必要な人気犬種が増えた影響か、以前よりサロンが増えました。近所のサロンの場所や特徴を調べてみましょう。トリミング以外でもシャンプー、爪切り、肛門腺絞り、足裏バリカンのみといった使い方もできます。SNSの方がサロンの雰囲気がわかりやすい場合も多いようです。

ドッグランやドッグカフェ、ペット可のカフェ

東京都内で言えば代々木公園や駒沢公園などの大きなドッグランが有名ですが、小規模なドッグランもあります。カフェと併設していたり、屋内ランもあるので探してみましょう。いわゆるドッグカフェは店内も犬同伴で入店できるお店を指しますが、テラスなら犬と入店できるお店は意外と多くあります。テラスはペット可であることを書いていないことも多いのでSNSなどで調べてみましょう。

犬のトレーニングをしてくれる施設

犬の保育園など、トレーニングをしたり他の犬と触れ合う環境を作ってくれる施設もあります。特に子犬の頃にいろいろな経験をすると後の性格にも影響すると言われています。犬同士のコミュニケーションのとり方や人に対しての接し方も変わってくるでしょう。

実際に犬を迎える際に気をつけたいこと

一人暮らしで犬を迎える時は、可能な限り休暇をとることをおすすめします。最初のうちはなるべく留守番の時間を作らず徐々に環境に慣れさせて行きましょう。また、犬にもよりますが、生後半年ごろまでは低血糖の危険性もあるので、食事の回数を1日3回以上にすることが推奨されています。子犬の場合は最初が大変ですが、同時に大切な時期でもあります。トレーニングも入りやすいですし、周辺の環境に積極的に触れることでのちの性格にも影響していきます。

まとめ

犬や猫などの動物と暮らすことはとても素敵なことですが、一人暮らしで犬のお世話をすることは大変なことです。お金・時間・体力を費やすことになり、気軽に出かけたり旅行に行くということは難しくなるでしょう。仕事から疲れて帰宅して、まず家の掃除をするということも珍しくありません。無理して共倒れになっては元も子もありませんので、迷っているのであれば今は犬を迎える時ではないのかもしれません。運命の出会いをして迎えることもあるかもしれませんが、同時に最後まで責任を持ってお世話することを自覚しましょう。

lilya編集部
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