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犬が食べると危険な植物?種類や飾る時の注意点も解説

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬が食べると危険な植物の種類や飾る時の注意点を解説します。

家の庭や室内に植物を育てているご家庭も多いのではないでしょうか。多肉植物などの育てやすい観葉植物や、季節やイベントごとに植物を飾るのも華やかで楽しいですよね。しかし、意外と犬が食べてしまうと危険な植物も身近に存在します。どういったものに注意したほうが良いのかみていきましょう。

犬にとって危険な植物

嘔吐や下痢などの中毒症状を引き起こす可能性がある植物は意外にもたくさんありますが、個体差もあるのでどのくらいの量が危険なのかはっきりしていない場合が多いです。下記は身近な植物で気を付けたほうが良い植物の一例です。

アロエ

健康に良いイメージのアロエはユリ科に属する身近な植物です。犬が食べてしまうと嘔吐や下痢を引き起こす成分が含まれています。

アマリリス

可愛らしい花を咲かせる人気のアマリリスはヒガンバナの仲間です。嘔吐や下痢、震えなどの症状が報告されています。

ツツジ

公園や道路脇などでもよく見かけるツツジも嘔吐や下痢、心不全などの中毒症状の出る植物です。いくつか種類がありますがいずれも食べないように注意が必要です。

ポトス

気軽に手に入れることができ、育てやすく人気のポトスはサトイモ科の植物です。シュウ酸カルシウムが含まれ、口内・唇の炎症、過度のよだれ、嘔吐などの中毒症状がみられます。

クリスマスローズ

日陰でも育ちやすく丈夫なので、庭に飢えている家庭も多いかと思いますが、中毒症状があるので注意が必要です。

ポインセチア

赤い葉が目をひくクリスマスの時期によく見かけます。樹液に毒性があり、皮膚炎や下痢や嘔吐といった症状が出るとされています。

チューリップ

ユリ科の植物であるチューリップは人気の花ですが、嘔吐や下痢などの症状が出てしまいます。特に球根には甘みがあり毒性も強いので、植える場合は掘り返されないように注意が必要です。

ユリ

ユリ科の植物は全般的に中毒症状が出るとされていますので注意が必要です。嘔吐や下痢などの他、腎不全にもつながる可能性があります。

ナンテン

赤い身をつけるナンテンは、お正月飾りとしても使われ、「難が転じる」として縁起の良い植物です。嘔吐、腹痛、よだれなどを引き起こしてしまいます。

パンジー、スミレ、ビオラ

いずれも花屋さんやホームセンターなど手に入れやすく身近な植物です。花弁は食べることができるエディブルフラワーとしても使われますが、嘔吐や下痢などの中毒症状が出る場合があります。花壇などの届きやすいところに植えてあることが多いので注意が必要です。

公園などで見かけることが多く、紫色が鮮やかな藤も食べてしまうと嘔吐や下痢などの症状がみられます。特に種子やサヤに毒性があるとされています。

参考
Animal Poison Control
Pet Poison Helpline

安全な植物

毒性がない、もしくは低いものの一例を紹介します。安全だとしてもあまり多く食べてしまうと消化不良を引き起こすことがあるので、食べさせるようなことはしないようにしましょう。

ガジュマル
パキラ
アレカヤシ
ペペロミア
ローズマリー
カモミール

植物を食べてしまった場合の対処法

植物に限らず誤食・誤飲の時は「いつ・何を・どれくらいの量」なのかを獣医師に伝えるようにしましょう。個体差もありますしすぐに変化が出ない場合もあるようです。症状によって対応は様々ですが、例として薬を使用して吐かせたり、胃洗浄などがあります。樹液による症状であれば、洗浄したり炎症を抑える対応が行われます。

犬と一緒に暮らす上での植物の注意点

上記のように多くの植物に、中毒症状が出る成分が含まれていると言われています。散歩中や庭で遊ぶ際などは、植物にイタズラしないように覚えてもらうことが大切でしょう。小さな植物であれば届かない場所に置くのが確実です。床に置くサイズの植物は、イタズラしないようトレーニングしたりフェンスなどで触れられないように工夫することが考えられます。また、室内では扇風機やエアコンの風で、葉がそよぐことで興味を示すことも考えられます。そのような場合は置く場所を変えてみましょう。

屋外の植物の注意点

散歩道や外出先での植物の注意点としては、殺鼠剤・殺虫剤・除草剤などの薬品が付着していることも考えられます。このような薬剤を誤って摂取してしまうと、急性腎不全や急性肝不全などにつながる恐れがありますので注意しましょう。

まとめ

上記のように、食べても問題ない植物を探す方が困難なくらい毒性のあるものが多く存在します。基本的に植物は毒性のある成分で身を守っていると思って良いかもしれません。屋外では、植物の毒性に加えて、薬剤の危険性も加わりますので食べてしまわないように注意が必要です。

lilya編集部
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