この記事では、犬のトイレトレーニング(しつけ)の方法やトイレ用品の適切な選び方について解説しています。
この記事は、Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)が作成しています。犬用の冷凍フレッシュフードや手作り犬ごはん専用サプリメントを販売しているECサイトも運営しています。
犬のトイレトレーニング(しつけ)の方法
犬のトイレトレーニングをする方法は、愛犬の年齢や個性によって異なりますが、基本的な手順は同じです。トイレトレーニングは一緒に生活していくうえで重要なことなので、家に犬を迎えたその日からスタートしましょう。子犬の場合はトイレをする回数も多く教えるタイミングが頻繁にありますが、すでに成犬の場合はトイレを頻繁にするわけではないので時間がかかってしまうことがあります。
基本のトイレトレーニング
パターン1
- サークルやケージ内にトイレを設置します。最初はサークル、ケージ全体に敷いて構いません。
- トイレをしたいそぶり(匂いを嗅ぐ、くるくる回る)を見せたら、サークル、ケージ内のトイレに連れて行き扉を閉めます。
- トイレができたら出してあげてしっかり褒めましょう。
パターン2
- サークルやケージ内にトイレシートを敷き詰めて、シートの上でトイレをしたら褒めてあげます。トイレシートの感覚を足で覚えてもらいます。
- シートを半分くらいに減らし、シートの上でトイレをするか確認します。もちろんシートの上でできたら褒めてあげましょう。
- トイレシートの感覚を覚えたら、シートを部屋のあちこちに敷きます。頻繁に使う位置やほとんど使わない位置がわかってくると思います。また、シートのないところで繰り返しする場合は、そこにシートをしいてみます。
- 使わないシートを減らしていき、最終的には設置したいトイレシートを残すようにします。よく使うシートの位置を少しずつ設置したい場所にずらしていっても構いません。
トイレトレーニング中の注意点
失敗しても怒らない
トイレを失敗したからといって怒っても、なぜ怒られているのか理解してもらうことは難しいです。逆に、トイレをする=怒られると覚えてしまうと、飼い主から隠れてするようになってしまうこともあります。失敗したら何も言わずに速やかに掃除、消臭をして匂いを残さないようにしましょう。
成功したらしっかり褒める
しっかりと褒めてあげることで、正しい場所でトイレをすると良いことがあると覚えてもらいましょう。
絨毯などの敷物はなるべく撤去しておく
犬は柔らかい場所でトイレをする習性があるので、敷物があると間違ってトイレをしてしまいやすくなります。ただし、フローリングなどで滑ってしまうと足腰に悪いので洗濯しやすいタイルカーペットなどを設置するのもおすすめです。
犬のトイレスペースに適した場所
トイレを設置する場所は以下のポイントを押さえて落ち着いてトイレができるスペースを作ってあげましょう。
- なるべく寝床となる場所から離す
- 人の往来が少なく、生活音が少ない場所
- 体に対して狭くない場所
犬のトイレ用品の選び方
トイレシート
犬用のトイレシートのサイズにはレギュラー、ワイド、スーパーワイドなどの種類があります。十分な大きさがないと失敗の原因にもなりますので、余裕をもったサイズにしましょう。色がついているものもありますが、白いものだと普段の尿の色がわかりやすいですし、血尿など普段とは違う様子になっても気づきやすくおすすめです。
トイレ本体の種類
トイレ本体にもいくつか種類があり、形状や素材が異なります。トイレシートを挟んで固定したり、イタズラしないようにガードがつけられるもの、段差が低いものなどがあります。性格や年齢に合わせてあげましょう。
トレータイプ
ペット用品店でもよく見かけるタイプです。トレーのフチでシートを挟んで固定するのでシートがずれにくいです。また、シートを掘り返さないようにメッシュのカバーがついています。
ペティオ (Petio) 片手でらくらく ドッグトレー ブラウン
段差が低いタイプ
段差が低いのでつまずきにくくシニアの子にもおすすめです。また、連結したり壁に沿わせたり愛犬に合わせてアレンジできるのも特徴です。シリコン製なのでシートがずれにくく、くるくる回っても安心感があります。
まとめ
トイレの場所を覚えてもらうことは一緒に生活する上で重要な点です。また、室内でトイレができるようにしておくと悪天候の時でも安心です。すぐに覚えることは難しいかもしれませんが、根気強く褒めて覚えてもらいましょう。