手作り犬ごはんのレシピ

【骨・歯の健康維持】手作り犬ごはんレシピ:卵としらすのごはん|カルシウム補給・オメガ3脂肪酸の補給

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、手作り犬ごはんのレシピ、卵としらすのごはんをご紹介します。その他の犬ごはんのレシピに関する記事はこちらです。

このレシピの特徴

釜揚げしらすを使って手作り犬ごはんで不足しがちなカルシウムを補給するレシピです。カルシウムは、骨や歯の健康維持に役立ちますが、カルシウムの吸収にはビタミンDも必要です。また、リンとのバランスも正しくとりましょう。オメガ3脂肪酸であるDHAやEPAも含まれており、脳機能の維持や炎症を抑える効果も期待できます。
このレシピは約107kcal/100gです。
※釜揚げしらすは有塩のものを使用しています。

サプリメントを追加することでAAFCO2016の栄養基準を満たすことが可能です

このレシピは、そのままでもできる限り栄養バランスがとれるように計算していますが、リーリャの犬ごはん マルチビタミン&ミネラルを追加することで犬の栄養基準を満たすことができるように設計されています。この栄養基準を満たすことで犬は健康を維持することができ、一方で長期的に足りない栄養素があると体に不調をきたしたりしますが、一般的な食材だけでは栄養基準を満たすことが困難です。そのため、専用サプリメントをご用意しましたので、ぜひ一度ご検討ください。
〈サプリメント販売ページ〉
https://shop.lilya.jp/products/mv-mineral

材料

体重4kgの避妊・去勢済みの成犬の1日分を基準としています。
生のささみ 37g
茹で卵 67g
釜揚げしらす 15g
炊いた白米 92g
生のかぼちゃ 35g
生のブロッコリー 48g
すりゴマ 2g
(サプリメントを追加する場合)
リーリャの犬ごはん マルチビタミン&ミネラル 3.2g

それぞれの体重・ライフステージに合わせた量について

体重やライフステージによって1日に必要なエネルギー(カロリー)が異なります。
体重とライフステージを入力するとレシピの分量を何倍にしたらいいのか表示するシミュレーターです。

ご家庭のわんちゃんの場合のレシピの分量の倍率が計算できます。

kg

小数点なしで入力してください。小数点以下の数字は四捨五入されます。

授乳期の場合は子犬の数で変化します。数字は最低限の目安なので獣医に相談してください。
シニア期は年齢の幅も広く、個体差も大きいです。シニア期の数値は初期設定の数値とし、体重・体型の増減を見て調節することをおすすめします。

レシピページの食材の分量を倍にすると1日分になります

また、下記の表は4kgの成犬を1とした時のそれぞれの係数です。
体重・ライフステージに合わせて表内の数字を、このレシピの各材料にかけて1日の量の目安にしてください。

例:4kgの肥満傾向の犬
生のささみ・・・37g×0.9=33.3g
茹で卵・・・67g×0.9=60.3g
釜揚げしらす・・・15g×0.9=13.5g
サプリメント・・・3.2g×0.9=2.8g

各食材の割合
体重(kg)避妊・去勢済みの成犬非避妊・非去勢の成犬肥満傾向・シニア犬
10.40.40.3
20.60.70.5
30.80.90.7
41.01.10.9
51.21.31.0
61.41.51.2
71.51.71.3
81.71.91.5
91.82.11.6
102.02.21.7
152.73.02.4
203.33.82.9
254.04.43.5
304.55.14.0
355.15.74.5
405.66.34.9
456.16.95.4
506.67.55.8

作り方

①鶏卵は茹でたら殻を剥き、計量してカットします。
②ささみ、かぼちゃ、ブロッコリーを計量し、カットします。
③鍋に焦げ付かない程度の水を入れ、ささみ、かぼちゃ、ブロッコリーを加えます。蓋をして弱火で加熱します。
④火が通ったら、釜揚げしらす、茹で卵、炊いた白米、すりゴマを加えてよく混ぜたら完成です。
※サプリメントは食べる時に、一食分に必要量を混ぜてあげてください。

料理のコツ・ポイント

釜揚げしらすは有塩のものを使用しています。ナトリウムが過剰になるほどの量ではありませんが、心臓病などでナトリウムの制限が必要な場合は他のレシピをご覧ください。

注目食材

釜揚げしらす

しらすにはカルシウム、セレン、ビタミンD、DHA・EPAなどが含まれています。特に不足しがちなカルシウムなどのミネラルは積極的に補給したい栄養素です。ナトリウムの上限値は決められていませんが、心臓病などの疾患時には塩分を制限した方が良いとされる場合がありますので注意しましょう。

足りない栄養素を補うには

食材のみでもできる限り栄養バランスがとれるようには計算していますが、犬が健康を維持するために必要と言われる栄養基準を満たす設計にはなっていません。
AAFCO2016の栄養基準を満たすためには、このレシピではカルシウム亜鉛ヨウ素ビタミンB12が不足しており、これらの栄養素は手作り食では不足しがちな栄養素になります。
リーリャの犬ごはんで販売しているサプリメントを追加すると不足している栄養素を簡単に補うことができます。
また、不足しがちな栄養素を補うための解説記事はこちらに記載しています。

このレシピの100gあたりの栄養素

約104.2kcal/100g(サプリメントなし)
約107kcal/100g(サプリメントあり)

栄養素単位サプリメントなしの栄養素量サプリメントありの栄養素量
粗タンパク質g8.7238.723
アルギニンg0.5860.586
ヒスチジンg0.2480.248
イソロイシンg0.4070.407
ロイシンg0.6770.677
リジンg0.6410.641
メチオニンg0.2430.273
メチオニン+シスチンg0.3810.381
フェニルアラニンg0.3890.389
フェニルアラニン+チロシンg0.7170.717
トレオニンg0.3950.395
トリプトファンg0.1140.114
バリンg0.4820.482
粗脂肪g3.1323.132
リノール酸g0.4200.420
カルシウムg0.0410.161
リンg0.1230.143
カリウムg0.2240.232
ナトリウムg0.0810.081
塩素g0.1240.124
マグネシウムg0.0210.021
mg0.7481.351
mg0.0830.231
マンガンmg0.1920.227
亜鉛mg0.7712.451
ヨウ素mg0.0050.032
セレンmg0.0110.020
ビタミンAIU146.453275.891
ビタミンDIU31.14943.041
ビタミンEIU2.0082.886
チアミンmg0.0740.082
リボフラビンmg0.1400.198
パントテン酸mg0.9260.935
ナイアシンmg2.0552.055
ピリドキシンmg0.1870.187
葉酸mg0.0570.057
ビタミンB12mg0.0000.002
コリンmg69.84469.844

※コリンは、卵、ささみ、お米、かぼちゃ、ブロッコリー、ゴマの合算値で、釜揚げしらすはデータがないため含んでいません。
コリン参照:USDA FoodData Central

体重別給与量

このレシピでの健康な成犬の一日分の目安量です。
詳細は、犬が一日で必要とするカロリー(エネルギー)や栄養素の計算方法をご確認ください。

※リーリャの犬ごはんで販売しているサプリメントを追加すると、このレシピの足りない栄養素を補いAAFCO2016の栄養基準に準拠したバランスの良い手作り犬ごはんにすることができます。
サプリメントについてはリーリャの犬ごはん通販サイトをご覧ください。

体重(kg)DER(kcal)1日分の給与量(g)1日分のサプリ使用量(g)
1112.0001051.2
2188.3611762.0
3255.3052392.6
4316.7842963.3
5374.4953503.9
6429.3704014.5
7481.9944515.0
8532.7654985.5
9581.9695446.0
10629.8225896.5
15853.6637988.9
201059.23199011.0
251252.198117013.0
301435.684134214.9
351611.644150616.7
401781.406166518.5
451945.931181920.2
502105.938196821.8

DER:1日あたりのエネルギー要求量

lilya編集部
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