【太りにくい食材】手作り犬ごはんレシピ：卵とひじきのごはん｜低GI食材

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部（@lilya_foods）と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点（量や食材、味付けなど）を解説で詳しく説明しています。
今回は、手作り犬ごはんのレシピ、卵とひじきのごはんをご紹介します。その他の犬ごはんのレシピに関する記事はこちらです。

このレシピの特徴

低GI食材を使ったレシピです。低GI食材は食後の血糖値の上昇を緩やかにしてくれる食材で、肥満予防に役立つ効果があります。大豆には必須栄養素がバランスよく含まれており、不足しやすいミネラル類が多いのでバランスの良い手作り犬ごはん作りに便利です。どの食材も1年中手に入りやすいのでぜひ取り入れてみましょう。
このレシピは約110.1kcal/100gです。

材料

体重4kgの避妊・去勢済みの成犬の1日分を基準としています。
茹で卵　　　　　　　　　　55g
生の鶏レバー　　　　　　　18g
大豆水煮缶　　　　　　　　32g
戻したひじき　　　　　　　15g
生のさつまいも（皮なし）　 110g
生のブロッコリー　　　　　39g
オートミール　　　　　　　18g
（サプリメントを追加する場合）
リーリャの犬ごはんマルチビタミン＆ミネラル　3.2g

それぞれの体重・ライフステージに合わせた量について

体重やライフステージによって1日に必要なエネルギー（カロリー）が異なります。
体重とライフステージを入力するとレシピの分量を何倍にしたらいいのか表示するシミュレーターです。

レシピページの食材の分量を倍にすると1日分になります

また、下記の表は4kgの成犬を1とした時のそれぞれの係数です。
体重・ライフステージに合わせて表内の数字を、このレシピの各材料にかけて1日の量の目安にしてください。

例：4kgの肥満傾向の犬
茹で卵・・・55g×0.9=49.5g
生の鶏レバー・・・18g×0.9=16.2g
大豆水煮缶・・・32g×0.9=28.8g
サプリメント・・・3.2g×0.9=2.8g

	各食材の割合
体重（kg）	避妊・去勢済みの成犬	非避妊・非去勢の成犬	肥満傾向・シニア犬
1	0.4	0.4	0.3
2	0.6	0.7	0.5
3	0.8	0.9	0.7
4	1.0	1.1	0.9
5	1.2	1.3	1.0
6	1.4	1.5	1.2
7	1.5	1.7	1.3
8	1.7	1.9	1.5
9	1.8	2.1	1.6
10	2.0	2.2	1.7
15	2.7	3.0	2.4
20	3.3	3.8	2.9
25	4.0	4.4	3.5
30	4.5	5.1	4.0
35	5.1	5.7	4.5
40	5.6	6.3	4.9
45	6.1	6.9	5.4
50	6.6	7.5	5.8

作り方

①鶏卵を茹で卵にし、計量してカットします。
②乾燥ひじきは、軽く水洗いしたら茹で戻しをし、計量してカットします。
③オートミールは水でふやかしておきます。
④さつまいもは皮を剥いて計量し、カットします。
⑤残りの大豆水煮、ブロッコリー、鶏レバーも計量し、カットします。
⑥鍋に水（50cc程度）を入れ、鶏レバー、さつまいも、ブロッコリーを加えます。蓋をして弱火で10〜15分ほど加熱します。
⑦火が通ったら、ひじき、大豆、オートミール、茹で卵を加えてよく混ぜたら完成です。
※サプリメントは食べる時に、一食分に必要量を混ぜてあげてください。

料理のコツ・ポイント

・ひじきの茹で戻しのやり方
ひじきを軽く水洗いしたら、鍋で水から茹でます。沸騰後5分間茹で、ザルにあけて水洗いします。
ひじきは8〜10倍に増えますので、このレシピの量の場合は乾燥ひじきで2gあれば足ります。

注目食材

大豆

大豆は水煮缶などのものなら1年中手に入れることができ、すぐに使えるので便利な食材です。植物性タンパク質、リノール酸、ミネラル類などが含まれているので、手作りごはんでバランスを取りやすくなります。抗酸化作用のある大豆サポニンが含まれていることも特徴です。

足りない栄養素を補うには

食材のみでもできる限り栄養バランスがとれるようには計算していますが、犬が健康を維持するために必要と言われる栄養基準を満たす設計にはなっていません。
AAFCO2016の栄養基準を満たすためには、このレシピではカルシウム、銅、亜鉛が不足しており、これらの栄養素は手作り食では不足しがちな栄養素になります。
リーリャの犬ごはんで販売しているサプリメントを追加すると不足している栄養素を簡単に補うことができます。
また、不足しがちな栄養素を補うための解説記事はこちらに記載しています。

このレシピの100gあたりの栄養素

約107.3kcal/100g（サプリメントなし）
約110.1kcal/100g（サプリメントあり）

栄養素	単位	サプリメントなしの栄養素量	サプリメントありの栄養素量
粗タンパク質	g	6.905	6.905
アルギニン	g	0.453	0.453
ヒスチジン	g	0.189	0.189
イソロイシン	g	0.333	0.333
ロイシン	g	0.567	0.567
リジン	g	0.453	0.453
メチオニン	g	0.166	0.195
メチオニン＋シスチン	g	0.306	0.306
フェニルアラニン	g	0.366	0.366
フェニルアラニン+チロシン	g	0.644	0.644
トレオニン	g	0.333	0.333
トリプトファン	g	0.100	0.100
バリン	g	0.413	0.413
粗脂肪	g	3.439	3.439
リノール酸	g	0.679	0.679
カルシウム	g	0.048	0.167
リン	g	0.122	0.142
カリウム	g	0.311	0.318
ナトリウム	g	0.063	0.063
塩素	g	0.056	0.056
マグネシウム	g	0.029	0.029
鉄	mg	1.665	2.260
銅	mg	0.152	0.298
マンガン	mg	0.308	0.342
亜鉛	mg	0.808	2.464
ヨウ素	mg	0.054	0.082
セレン	mg	0.010	0.018
ビタミンA	IU	3029.036	3156.693
ビタミンD	IU	19.666	31.394
ビタミンE	IU	1.954	2.820
チアミン	mg	0.099	0.108
リボフラビン	mg	0.209	0.267
パントテン酸	mg	1.380	1.390
ナイアシン	mg	0.743	0.743
ピリドキシン	mg	0.185	0.185
葉酸	mg	0.129	0.129
ビタミンB12	mg	0.003	0.005
コリン	mg	71.700	71.700

※コリンは、卵、鶏レバー、大豆、さつまいも、ブロッコリー、オートミールの合算値で、ひじきはデータがないため含んでいません。
コリン参照：USDA FoodData Central

体重別給与量

このレシピでの健康な成犬の一日分の目安量です。
詳細は、犬が一日で必要とするカロリー（エネルギー）や栄養素の計算方法をご確認ください。

※リーリャの犬ごはんで販売しているサプリメントを追加すると、このレシピの足りない栄養素を補いAAFCO2016の栄養基準に準拠したバランスの良い手作り犬ごはんにすることができます。
サプリメントについてはリーリャの犬ごはん通販サイトをご覧ください。

体重（kg）	DER（kcal）	1日分の給与量（g）	1日分のサプリ使用量（g）
1	112.000	102	1.1
2	188.361	171	1.9
3	255.305	232	2.5
4	316.784	288	3.1
5	374.495	340	3.7
6	429.370	390	4.3
7	481.994	438	4.8
8	532.765	484	5.3
9	581.969	528	5.8
10	629.822	572	6.3
15	853.663	775	8.5
20	1059.231	962	10.5
25	1252.198	1137	12.4
30	1435.684	1304	14.3
35	1611.644	1464	16.0
40	1781.406	1618	17.7
45	1945.931	1767	19.3
50	2105.938	1912	20.9