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犬のてんかんを解説|症状の特徴、治療方法、予防、食事や栄養の注意点、手作り食レシピ

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬のてんかんについて解説します。その他の犬に必要な栄養に関する記事はこちらです。

発作や痙攣の症状があるてんかんは、飼い主にとって大きな不安が生まれます。この記事では、犬のてんかんに関する基本的な知識から、発作が起きた際の対処法、家庭でできるケア、食事について解説します。

犬のてんかんのポイント

犬のてんかんは、脳の異常な電気活動により発作を引き起こす神経疾患です。発作は突然起こり、けいれん、よだれ、意識喪失、異常行動などの症状が見られます。原因としては、遺伝、脳の奇形、腫瘍、中毒などが考えられます。

治療には、発作を抑えるための薬物療法が一般的です。また、ストレスを軽減させるように生活環境を整えることも大切です。発作が起きた際には、可能であれば発作の時間や様子を動画で記録すると動物病院で受診する際に役立ちます。

適切な栄養管理とバランスのとれた食事も、発作の予防や症状の軽減に影響すると言われています。犬のてんかんを管理するためには、定期的な獣医の診察を受け、日常的なケアと適切な治療を続けることが大切です。

てんかんの概要

症状

部分発作(局所発作)では、体の特定の部位に限られたけいれんや異常行動が見られます。以下のような症状が見られます。

・けいれん(ひきつけ)
・体の一部が硬直する
・過剰によだれを垂らす
・顔の麻痺
・呼びかけに応じない、急に吠える、徘徊するなどのいつもとは違う様子

全般発作(全身性発作)
意識を失い、全身のけいれんや硬直、よだれを垂らすなどの全身的な症状が見られます。

・全身のけいれん(ひきつけ)
・意識を失う(失神)
・失禁、脱糞

原因

てんかんには様々な原因があると考えられています。その中でも以下のような原因があるとされています。

遺伝的要因

遺伝的にてんかんになりやすい場合があり、特定の犬種には、てんかんを発症しやすいと言われています。例えば、ビーグル、プードル、ジャーマンシェパード、ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、コリーなどがあげられます。

年齢

子犬のてんかんは遺伝性のものであることが考えられます。成長に応じて症状が変化することもあるので、その時に応じた適切な対処が必要となります。かかりつけの獣医師と連携して対応するようにしましょう。
高齢になってからのてんかんは、加齢による脳の認知機能の低下が原因になる場合があります。このような場合は認知機能低下に対応できる治療や食事をとるようにしましょう。

ストレス

ストレスも発作を誘発する要因になることがあります。生活する環境でストレスを感じるような要因があれば取り除いてあげましょう。

治療方法

薬での治療

てんかんの治療では抗てんかん薬が処方されます。これらの薬は脳内の異常な電気活動を抑えることで発作を予防します。薬の選択や投与量は、犬の体重や症状に合わせて獣医師が決定します。

食事療法

治療と合わせて食事でケアすることで症状の緩和につながることがあります。抗酸化作用のある栄養素や、オメガ3脂肪酸、ビタミンB群などの神経系をサポートする栄養素を含む食事が推奨される場合があります。

予防

現在、犬のてんかんの予防をする手立てはないと言われています。ですが、発作を誘発する要因になりうるストレスを減らすような生活環境を整えてあげることは大切でしょう。

家でできるケア

もし発作が出てしまうと、いつもとは違う様子に驚き、焦ってしまうでしょう。意識がない間は痛みは感じていないと言われているので、できるだけ落ち着いて対応するようにしましょう。獣医師に伝えられるように発作の様子を記録したり、ぶつかったりして怪我をしないように安全を確保しましょう。

食事について

前述の通り、食事で症状が緩和する場合があります。まずは治療と合わせて取り入れられるかかかりつけの獣医師に相談してみましょう。

オメガ3脂肪酸が豊富なサバを使ったレシピ

サバと椎茸のごはん

このレシピの特徴

青魚に多く含まれるDHA・EPAを含んだサバを使ったレシピです。こんがりと香ばしく焼いておいしさもアップし、喜んで食べてくれるでしょう。椎茸は旨味も強く、きのこならではのβグルカンが、ガン予防に役立つと期待されています。ピーマンやカボチャに含まれるβカロテンやビタミンEには抗酸化作用があります。
このレシピは約104.0kcal/100gです。

材料

体重4kgの避妊・去勢済みの成犬の1日分を基準としています。
マサバ(焼き) 57g
ゆで卵 48g
じゃがいも 82g
ピーマン 60g
椎茸 38g
カボチャ 20g
すりゴマ 2g
菜種油 3g
(サプリメントを追加する場合)
リーリャの犬ごはん マルチビタミン&ミネラル 3.2g

詳細はこちらをご覧ください

このページでご紹介しているレシピは、そのままでもできる限り栄養バランスがとれるように計算していますが、リーリャの犬ごはん マルチビタミン&ミネラルを追加することで犬の栄養基準を満たすことができるように設計されています。この栄養基準を満たすことで犬は健康を維持することができ、一方で長期的に足りない栄養素があると体に不調をきたしたりしますが、一般的な食材だけでは栄養基準を満たすことが困難です。そのため、専用サプリメントをご用意しましたので、ぜひ一度ご検討ください。
〈サプリメント販売ページ〉
https://shop.lilya.jp/products/mv-mineral

以下のシミュレーターで体重やライフステージごとに1日当たりの分量に変換できます。

ご家庭のわんちゃんの場合のレシピの分量の倍率が計算できます。

kg

小数点なしで入力してください。小数点以下の数字は四捨五入されます。

授乳期の場合は子犬の数で変化します。数字は最低限の目安なので獣医に相談してください。
シニア期は年齢の幅も広く、個体差も大きいです。シニア期の数値は初期設定の数値とし、体重・体型の増減を見て調節することをおすすめします。

レシピページの食材の分量を倍にすると1日分になります

lilya編集部
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