犬に関する記事

犬が震えているのは病気のサイン?原因と対策を獣医師監修で解説

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。

愛犬が震えていると不安に思う飼い主さんは多いでしょう。犬が震える理由はさまざまですが、生理的なものから病気のサインまで幅広く考えられます。この記事では、犬が震える原因を詳しく解説します。

犬が震える主な原因

犬の震えには、問題のないものと注意が必要なものがあります。まずは主な原因を理解しましょう。

生理的な震え

以下のような場合、すぐに病院に連れて行くような状態ではありません。

・寒さ:気温が低いと犬も人間同様に震えます。
・興奮や喜び:遊びや食事の前など、興奮状態のときに震えることがあります。
・運動後の疲れ:激しい運動の後、一時的に震えることがあります。

病気が原因の震え

震えが病気のサインである場合、次のような原因が考えられます。

神経系の異常(てんかん、脳の病気など)

けいれんや意識の混濁を伴うことがあり、震えが頻繁に続く場合は注意が必要です。脳腫瘍や神経系の炎症が原因の場合、行動の変化や視覚障害が見られることもあります。

内臓疾患(低血糖、腎不全など)

低血糖では、特に小型犬が震えやふらつきを示すことが多いとされています。腎不全では食欲不振や嘔吐も伴い、進行すると元気がなくなることが多く見られます。肝疾患の場合、黄疸や腹部の腫れが見られることがあります。

関節や筋肉の痛み(関節炎、ヘルニアなど)

立ち上がるのを嫌がったり、歩き方がぎこちないといった様子も見られます。高齢の犬では慢性的な関節痛が原因となることが多く、動作が鈍くなります。ヘルニアの場合、痛みがひどくなると、触られるのを嫌がったり隠れたりします。

感染症(ジステンパーなど)

発熱や食欲低下などの症状を伴い、進行すると神経症状が現れ、けいれんや筋肉の痙縮が見られます。他のウイルス感染症でも震えが症状の一つとなる場合があります。

ストレスや心理的な要因

犬はストレスを感じると震えることがあります。

・怖がっている・不安を感じている:雷、花火、大きな音が原因となることも。
・トラウマや分離不安:飼い主がいないときに震える場合、分離不安の可能性。

犬の震えを見つけたら?対策と対処方法

自宅でできる対処法

・寒さ対策をする:暖房をつけたり、ブランケットを使用する
・リラックス環境を整える:怖がる原因を取り除き、安心できる環境を作る
・食事や水分補給のチェック:特に低血糖が疑われる場合は注意

動物病院を受診を検討する場合

以下のような症状がある場合、早めに受診を検討してください。

・震えが長時間続く、または頻繁に起こる
・意識がぼんやりしている、歩行が困難
・食欲不振、嘔吐、下痢を伴う

まとめ

犬が震える理由には、単なる寒さや興奮だけでなく、病気が隠れていることもあります。愛犬の様子をよく観察し、異常があれば早めに獣医師に相談しましょう。

lilya編集部
lilya編集部
はじめまして!lilya(リーリャ)編集部です!このWEBサイトは犬が少しでも長く健康でいられるための情報を発信するメディアです。手作り犬ごはんや犬の健康情報を発信するInstagramもやっていますのでぜひフォローしてください!