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犬の痙攣|原因と対処法、考えられる病気について

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。 今回は、肝臓病の犬の痙攣ついて解説します。

犬の痙攣とは

犬の痙攣とは、突然の筋肉のけいれんや意識の喪失を伴う発作のことを指します。軽度の震えから、全身が硬直し意識を失う重度の発作までさまざまな症状が見られます。痙攣は単発で発生する場合もあれば、慢性的な疾患によって繰り返し発生することもあります。まずは、愛犬がどのような状態なのかを冷静に観察することが大切です。

犬が痙攣を起こす原因

犬の痙攣の原因は多岐にわたります。主な原因を以下に紹介します。

突然の痙攣は何が原因?

突然の痙攣が起こる場合、外部要因や健康状態の異常が考えられます。日頃から犬の様子を注意深く観察することが重要です。

環境要因(熱中症・中毒など)

熱中症:暑い環境下での長時間の運動や直射日光を浴び続けることで、体温が異常に上昇し痙攣を引き起こすことがあります。
中毒:犬が食べてはいけない食材(チョコレート、玉ねぎ、ブドウなど)や農薬・薬物を摂取した場合、中毒症状として痙攣が起こることがあります。

神経系の異常(てんかん・脳の病気)

てんかん:原因不明の慢性的な神経疾患で、定期的に痙攣発作が起こります。
脳腫瘍・脳炎:脳の異常が原因で発作が発生することがあります。

代謝異常(低血糖・肝臓・腎臓の病気)

低血糖症:特に小型犬や子犬は、血糖値が急激に低下すると痙攣を起こすことがあります。
肝性脳症:肝臓の機能が低下すると、血液中の毒素が脳に影響を及ぼし痙攣を引き起こします。
腎不全:腎臓の働きが低下すると、体内の老廃物が適切に排出されず、神経系に影響を及ぼすことがあります。

遺伝的な要因

特定の犬種(ボーダーコリー、ビーグル、シェパードなど)は遺伝的にてんかんを発症しやすい傾向があります。

痙攣が考えられる病気一覧

犬の痙攣は、以下のような病気が原因で起こることがあります。

てんかん:突発的な痙攣が繰り返し起こる慢性的な疾患。
熱中症:暑さによる体温上昇で痙攣が発生。
低血糖症:血糖値が低下し脳の働きが悪化。
中毒:有害物質を摂取した際に発生。
脳腫瘍・脳炎:脳の異常による神経系の障害。
肝性脳症:肝臓の機能不全による神経障害。

犬が痙攣を起こしたときの対処法

痙攣中にやってはいけないこと

・無理に体を押さえつける
・口に物を入れる(誤飲や窒息の原因になる)
・大声で叫ぶ(犬がパニックを起こす可能性がある)

飼い主がすべき応急処置

・犬が安全な場所にいるか確認する
・落ち着いて、痙攣の時間を記録する
・可能であれば動画を撮影し、獣医師に見せる
・痙攣が5分以上続く場合はすぐに動物病院へ

動物病院に行くべきタイミング

以下の症状が見られる場合は、すぐに獣医師に相談しましょう。

・5分以上痙攣が続く
・1日に何度も痙攣を起こす
・意識が戻らない
・体が異常に熱い、または冷たい

犬の痙攣を予防するためにできること

健康管理のポイント

・定期的な健康診断を受ける
・適切な食事管理を行う
・ストレスを減らす

予防接種・定期健診の重要性

・狂犬病、ジステンパーなどの予防接種を受ける
・早期発見・早期治療のために定期健診を受ける

毎日の食事と生活環境の見直し

・バランスの取れた栄養を与える
・犬にとって安全な環境を整える(誤食・誤飲を防ぐ)

まとめ

犬の痙攣は驚くべき症状ですが、冷静に対応することが大切です。まずは落ち着いて安全を確保し、必要であれば獣医師に相談しましょう。日頃から愛犬の健康状態を観察し、適切なケアを行うことで、痙攣のリスクを減らすことができます。

lilya編集部
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