Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
犬が頻繁に自分の体や床、家具などを舐めることはよく見られる行動ですが、単なるクセではなく、病気やストレスのサインである可能性もあります。本記事では、犬がしきりに舐める理由とその対策について詳しく解説します。
犬がしきりに舐める原因
皮膚トラブル(アレルギー・乾燥・感染症)
犬が特定の部位を集中的に舐めている場合、皮膚に異常がある可能性があります。
アレルギー(食物アレルギー、花粉、ハウスダストなど)
アレルギー症状として体を頻繁に掻いたり、赤みや湿疹が見られることがあります。皮膚だけでなく、目や耳などの粘膜の薄い箇所にも出やすいです。
乾燥(冬場の乾燥やシャンプーの影響)
乾燥によって皮膚のカサつきやフケの発生が増えることがあります。また、過度なシャンプーは皮膚のバリア機能を低下させる可能性があります。通常は2〜3週間に1度くらいの頻度にしておきましょう。
感染症(細菌・真菌感染)
感染症の症状として皮膚に赤み、ただれ、異臭が発生することがあります。進行すると膿が出ることもあり、早めの治療が必要です。
ストレスや不安(分離不安・環境の変化)
犬はストレスを感じると、気を紛らわせるために舐めることがあります。
環境の変化
引っ越しや家族の変化によって生活環境が変わると、犬は不安を感じやすくなります。
生活リズムの変化
勤務時間の変更、旅行なども犬のストレスの原因となることがあります。
分離不安
飼い主が外出すると過度に舐めたり、家具をかじるなどの行動が見られます。長時間の留守番が続くと、ストレスが蓄積しやすくなります。
運動不足や退屈
運動不足は、犬にとって大きなストレスとなる場合があります。エネルギーが発散できないことで、舐める行動につながることも考えられます。
痛みや違和感(関節炎・ケガ)
関節炎やケガの痛みを和らげるために舐めることがあります。
・関節炎やリウマチ(シニア犬に多い)
・ケガや打撲(目に見えない傷がある可能性)
退屈や習慣化(刺激不足・遊びの延長)
以下のような原因で犬が暇を持て余していると、舐める行為が習慣化することがあります。
・遊びの一環として舐める
・運動不足による刺激不足
犬がしきりに舐めるときの対策と予防法
皮膚ケアと適切なシャンプーの選び方
・低刺激のシャンプーを使用する
・保湿ローションやオイルで乾燥を防ぐ
・アレルギー対策のフードを試す
ストレスを軽減するための環境づくり
・生活リズムを安定させる
・留守番時の工夫(おもちゃ、音楽など)
・スキンシップを増やす
病気やケガが疑われる場合
・舐めている部位をよく観察する
・継続的に舐めている場合は獣医師に相談する
・エリザベスカラーの使用を検討する
舐め癖をやめさせるトレーニングを取り入れる
・「待て」や「ダメ」などのコマンドを教える
・噛むおもちゃや知育玩具で注意をそらす
・無理に叱らず、他の行動を促す
まとめ
犬がしきりに舐める行動には、さまざまな原因が考えられます。軽いクセであれば問題ありませんが、舐める頻度が増えたり、特定の部位を舐め続ける場合は病気のサインかもしれません。飼い主として愛犬の行動をよく観察し、必要に応じて適切な対策を講じましょう。