Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。 今回は、犬の腎臓に効果が見込める食材・栄養素・サプリメントの解説と選び方について解説します。
1.腎臓を健康に保つ重要性
腎臓は、犬の体内で非常に重要な役割を果たしています。主に血液をろ過して老廃物を排出し、尿の元になるものを作ります。体内の水分バランスや電解質の調整を行っています。腎臓がうまく機能しなくなると、毒素が体内に蓄積し、全身の健康に悪影響を及ぼします。
2.腎臓が悪化する原因
腎臓の健康が損なわれる主な原因としては、以下のものが挙げられます。
加齢
腎臓の機能は年齢とともに自然に低下します。
遺伝的要因
一部の犬種(ウェスト・ハイランド・ホワイトテリア、ボクサー、イングリッシュ・コッカー・スパニエル、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルなど)は、腎臓病にかかりやすい傾向があると言われています。
高タンパク食
過度のタンパク質は腎臓に負担をかけ、長期的に腎機能を悪化させる可能性があります。
塩分過多
塩分の多い食事は、腎臓に負担をかけ、血圧の上昇を招くとされています。
脱水
腎臓は適切な水分量が必要ですが、脱水状態が続くと腎機能が低下するリスクがあります。
3.腎臓の健康に効果が期待できる栄養成分
腎臓の健康を守るためには、適切な栄養素の摂取が重要です。以下に、腎臓の機能をサポートするとされる栄養成分をいくつか紹介します。
3.1.オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸は、炎症を抑える効果があり、腎臓の健康に寄与することが期待されています。
3.1.1.オメガ3脂肪酸の効果
オメガ3脂肪酸は、炎症を軽減する作用があり、腎機能の低下を遅らせることが示唆されています。また、慢性的な腎臓病の進行を抑える効果も期待されており、血圧のコントロールにも貢献します。
3.1.2.オメガ3脂肪酸が含まれる食材
イワシ、サバ、サーモン、マグロなどの魚類が多く含まれていますが、摂りすぎは良くない栄養素も含まれているので適量をあげるようにしましょう。また、アマニ油やエゴマ油にも含まれていますが、酸化しやすいので1ヶ月程度で使い切れる量を購入しましょう。
3.2.抗酸化成分(ビタミンC、E)
抗酸化成分は体の老化を防ぐ効果があり、酸化ストレスから腎臓を守ると言われています。
3.2.1.抗酸化成分(ビタミンC、E)
ビタミンB群は、特に腎臓のストレスを軽減する役割があります。ビタミンB6やB12は、腎臓内で発生する有害物質を中和し、腎臓への負担を減らす効果が期待されています。
3.2.2.抗酸化成分(ビタミンC、E)
ブロッコリー、かぼちゃ、パプリカなどの緑黄色野菜や果物に多く含まれています。
4.腎臓に効果が期待できるサプリメントの選び方
腎臓の健康をサポートするサプリメントを選ぶ際には、以下のポイントに注意することが大切です。
品質と信頼性
信頼性の高いメーカーのサプリメントを選ぶことが重要です。第三者機関による品質検査を受けていたり、信頼できる工場で製造されているかを確認するようにしましょう。
配合成分の確認
オメガ3脂肪酸、抗酸化成分などの必要な栄養素が含まれているかを確認しましょう。
獣医師と相談する
サプリメントを選ぶ際には、必ず獣医師に相談し、愛犬の状態に合わせたサプリメントを選ぶことが重要です。特に、既に腎臓病を患っている場合は、他の薬との飲み合わせも確認しましょう。
使用感・形状
犬が飲みやすい形状であることも重要です。錠剤やカプセル、パウダータイプなど、犬が抵抗なく摂取できるものを選びましょう。