Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬の膵炎について解説します。その他の犬に必要な栄養に関する記事はこちらです。
椎間板ヘルニアは、犬の背骨や腰に大きな負担をかけ、場合によっては歩行困難など深刻な影響を与えることがあります。日本でも人気の犬種であるダックスフントやコーギーなどに多く発症する身近な病気のひとつです。
犬の椎間板ヘルニアのポイント
犬の椎間板ヘルニアは、主に背骨の椎間板が飛び出し、神経を圧迫することで痛みや麻痺を引き起こす病気です。椎間板ヘルニアは椎間板を構成する成分のどの部分が飛び出たかで、ハンセンⅠ型とハンセンⅡ型の二種類に分けられます。ハンセンⅠ型は突然症状が出ることが多く、ハンセンⅡ型は加齢により椎間板が変形する特徴があります。
椎間板ヘルニアの概要
症状
犬の椎間板ヘルニアの症状は、軽度から重度の麻痺まで5段階のグレードに分けられます。歩行困難、足を引きずる、触られると痛がるなどの症状が見られたら、椎間板ヘルニアの可能性があります。
椎間板ヘルニアのグレード
グレード1
麻痺はなく痛みだけの状態。体を触ったり抱っこをすると痛みで鳴くことがある。
グレード2
歩くことはできるが、軽度の麻痺が見られる状態。椎間板ヘルニアの場合後ろ足が弱くなる。
グレード3
歩くことはできないが、感覚は残っておりわずかに動かすことができる。
グレード4
歩くことはできず、後ろ足が動かすことができず、排尿も困難になる。
グレード5
歩くことはできず、痛覚も感じず完全に麻痺した状態。
原因
椎間板ヘルニアの主な原因には、遺伝的要因、肥満、過剰な運動、事故による外傷などが挙げられます。特にダックスフントやコーギーなど、胴が長く背が低い犬種はリスクが高いとされています。
治療方法
椎間板ヘルニアと診断された場合、軽度であれば安静と投薬が基本です。薬で十分な回復ができない場合や、重度の場合は外科手術を行って治療することが多くなります。術後は足の回復を目的としたリハビリを行うこともあります。
予防
日常的な予防策としては次のようなことに気を付けましょう。なるべく関節に負担をかけないようにしてあげることが大切です。
- 適切な体重管理をして肥満にならないようにする
- 抱っこをするときは背中が丸まらないように気を付ける
- 段差の上り下りを控える
- 室内の床を滑りにくくする
家でできるケア
椎間板ヘルニアになってしまったら、家でできるケアとしてマッサージやストレッチをすることで関節の動きのサポートになります。他にも温灸などで温めることで痛みを和らげることができる場合があります。いずれの方法も獣医師などの専門家にやり方を教わって取り入れるようにしましょう。
食事について
食事の注意点
犬の椎間板ヘルニアに効果があるレシピはありませんが、日々の食事を適切なカロリーにしてあげることが重要です。目分量で作ると意外と高カロリーな食事になってしまっている場合があります。また、食事の量は「頭のサイズと同じくらいの量が目安」と言われることがありますが、高カロリーなレシピだと食べすぎになってしまいます。適切な食事の量はレシピによって異なりますので注意しましょう。
ダイエットをしなければいけないけれど食事の量は減らしたくないという場合は、低カロリーなレシピがおすすめです。低カロリーなレシピにすれば、それまでと同じ量にするだけで摂取カロリーを抑えることができます。
果物を使った低カロリーなレシピ
鶏ももとキウイのごはん
このレシピの特徴
ダイエットをしたいわんちゃん向けに設計したので、カロリーの低いキウイやキャベツを使用したレシピです。キウイは低カロリーで栄養豊富な果物で、手作り犬ごはんに不足しがちな鉄や銅などのミネラルも含まれています。キャベツもカロリーが低くごはんのカサを増やせます。グラムあたりのカロリーが低いので、いつもの量にすれば摂取カロリーを減らすことができ、ダイエットに役立てられます。
このレシピは約87.0kcal/100gです。
材料
体重4kgの避妊・去勢済みの成犬の1日分を基準としています。
鶏もも肉(焼き) 93g
鶏レバー 13g
炊いた白米 66g
じゃがいも 80g
キャベツ 53g
キウイ 53g
すりゴマ 2.5g
(サプリメントを追加する場合)
リーリャの犬ごはん マルチビタミン&ミネラル 3.6g
詳細はこちらをご覧ください。
このページでご紹介しているレシピは、そのままでもできる限り栄養バランスがとれるように計算していますが、リーリャの犬ごはん マルチビタミン&ミネラルを追加することで犬の栄養基準を満たすことができるように設計されています。この栄養基準を満たすことで犬は健康を維持することができ、一方で長期的に足りない栄養素があると体に不調をきたしたりしますが、一般的な食材だけでは栄養基準を満たすことが困難です。そのため、専用サプリメントをご用意しましたので、ぜひ一度ご検討ください。
〈サプリメント販売ページ〉
https://shop.lilya.jp/products/mv-mineral
以下のシミュレーターで体重やライフステージごとに1日当たりの分量に変換できます。