Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。 今回は、犬のノミ・ダニ予防と症状、原因、対処法について解説します。
ノミやダニは小さな寄生虫ですが、犬にとっては非常に厄介な存在です。これらの寄生虫は犬の皮膚に吸い付いて血液を吸うため、様々な健康問題を引き起こします。特にノミはアレルギー性皮膚炎を引き起こしたり、ダニは病気を媒介することがあります。
ノミ
小さな黒い虫で、犬の皮膚に吸い付いて血液を吸います。強い痒みや炎症を引き起こし、アレルギー反応を引き起こすこともあります。
ダニ
ダニはノミよりも大きく、特に皮膚の深部に隠れて吸血します。ダニが原因となる病気(例えばライム病やバベシア症)は犬にとって非常に危険です。
ノミ・ダニの症状と感染のサイン
ノミやダニに感染すると、犬は次のような症状を示すことがあります。
ノミに感染した場合の症状
・強いかゆみ
・抜け毛や皮膚の炎症
・赤い発疹やかさぶた
・二次感染(細菌や真菌による)
・フケや乾燥した皮膚
ダニに感染した場合の症状:
・特に皮膚の深い部分に腫れや赤み
・発熱や元気がなくなる
・痙攣や食欲不振(感染症などの病気にかかった場合)
もしこれらの症状を見かけたら、早期に獣医師に相談することが大切です。
犬がノミ・ダニに感染する原因
犬がノミやダニに感染する主な原因は以下の通りです。
外での活動
散歩や外出時に、草むらや土の中にいるノミやダニに接触することが多いです。特に森林や公園、草地などは注意が必要です。
他の動物からの感染
他の犬や猫がノミやダニを持っている場合、直接接触して感染することがあります。
家の中でも注意
家の中でもノミやダニが卵や幼虫の状態で潜んでいることがあります。ペットが外に出入りする場合は、家の中も注意が必要です。
ノミ・ダニの効果的な予防法
予防はノミやダニによる健康リスクを回避する最も重要な方法です。
定期的な予防薬の使用
市販されているノミ・ダニ予防薬(スポットタイプ、錠剤、首輪など)を定期的に使用することが最も効果的です。動物病院でも処方してくれるので相性の良いものを選んで使用しましょう。
室内・屋外での対策
ドッグランや登山などの外出以外にも、普段の散歩でもノミ・ダニが付着する可能性があります。外出ごは犬に付着していないか確認します。また、家の中の掃除やペット用のベッドを洗うことも有効です。
シャンプーやブラッシング
ノミやダニは皮膚に寄生するため、定期的にシャンプーし、毛をブラッシングすることで寄生虫の発見が早まります。
ノミ・ダニを発見したときの対処法
もし犬にノミやダニが見つかった場合、すぐに以下の対処を行いましょう。
すぐにできる応急処置
ダニを見つけた場合、専用のダニ取りピンセットを使って慎重に取り除きます。ただし、非常にしっかりとくっついていますので無理に引っ張るとダニの口だけ残ってしまう場合があります。動物病院で撮ってもらう方が無難です。ノミの場合はノミ取りコームで毛をとかし、ノミを取り除いたり、のみとりシャンプーを行う方法があります。ノミを潰すと卵が飛散する可能性もあるのでやめましょう。
自宅でできる駆除方法
ノミやダニが発見された場所を掃除し、布団やクッションを洗います。家庭用のペット用スプレーを使うのも効果的です。
まとめ
ノミやダニは暖かいと活動が活発になります。屋内や暖かな環境では通年で活動するので、最近では一年を通してノミダニの対策をする場合も少なくありません。適切に予防して愛犬の健康を守りましょう。