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犬の下痢の原因と対処法|食事管理と健康チェックのポイント

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。 今回は、犬の下痢について解説します。

犬が下痢をする原因とは?

消化不良:誤飲や急な食事の変更

犬は食べてはいけないものを誤飲することがあり、下痢の原因になることがあります。また、急な食事の変更も腸内環境の変化や消化器官に負担をかけ、下痢を引き起こす原因になります。

アレルギーや食物不耐性

特定の食材に対するアレルギーや食物不耐性がある場合、下痢や嘔吐などの症状が現れることがあります。新しいドッグフードや食材を与える際は慎重に少量ずつ試しましょう。

ウイルス・細菌感染

パルボウイルスやサルモネラ菌などの感染症の症状の一つとして下痢が引き起こされることがあります。特に子犬や高齢犬は免疫力が低いため注意が必要です。

ストレスや環境の変化

引っ越しや飼い主の留守、家族構成の変化などがストレスとなり、下痢の原因になることがあります。犬の精神的な安定を保つ工夫が大切です。

寄生虫による影響

回虫や鉤虫、ジアルジアなどの寄生虫感染は、下痢の原因になります。定期的な駆虫や健康チェックを怠らないようにしましょう。

下痢の症状を伴う代表的な病気

犬パルボウイルス感染症

重篤なウイルス感染症で、血便を伴う激しい下痢が特徴のひとつです。ワクチン接種で予防可能ですので定期的にワクチン接種を行ましょう。

ジアルジア症

原虫感染による下痢がみられます。汚染された水や環境から感染します。

炎症性腸疾患(IBD)

腸の慢性的な炎症が原因で、下痢や体重減少が見られる。

犬コロナウイルス感染症

軽度の下痢を引き起こすことが多いが、免疫力が低い犬では重症化のリスクあり。

膵外分泌不全(EPI)

膵臓の消化酵素不足により消化不良が起こり、下痢や体重減少を伴う。

下痢の症状から原因を特定するポイント

下痢の色や形状でわかる体調のサイン

黄色い下痢:肝臓の不調や消化不良の可能性

黒い下痢:消化器官からの出血が考えられる

白っぽい下痢:胆汁の分泌異常の可能性

血便や粘液便が出た場合の注意点

(参考:獣医師監修ペットケアガイド『犬の下痢とその対処法』) 血便や粘液が混ざっている場合は、大腸炎や腸の炎症が疑われます。早めに動物病院で診察を受けましょう。

急性と慢性、どちらの下痢かを確認

急性下痢:食べ物の変化や軽度の感染が原因で、一時的なもの

慢性下痢:2週間以上続く場合は、基礎疾患の可能性あり

自宅でできる初期対応方法

※いずれの方法も独断ではせず、獣医師の指示のもと行ようにしてください。

絶食:消化器官を休ませる

下痢の初期段階では、12〜24時間の絶食をさせることで腸を休ませることができます。ただし、子犬や高齢犬には慎重に対応しましょう。

水分補給をして脱水を防ぐ方法

下痢が続くと脱水症状を引き起こすため、新鮮な水を常に用意しましょう。必要に応じて経口補水液(ORS)を与えるのも有効です。

胃腸に優しい食事

絶食後は、消化の良い食べ物を少量ずつ与え、徐々に通常の食事に戻していきます。

動物病院に相談すべきケース

下痢が数日間続く場合

48時間以上続く下痢は、何らかの疾患が隠れている可能性があるため、動物病院を受診しましょう。

食欲低下や嘔吐を伴う場合

食欲がない、嘔吐を繰り返す場合は、消化器系の疾患や感染症の可能性があるため、すぐに専門家の診察を受けることが重要です。

明らかな血便や異常な症状が見られる場合

血便や強い異臭がする場合は、緊急の対応が必要です。すぐに病院へ行きましょう。

食事管理で下痢を予防する方法

バランスの良いフード選びのポイント

犬の年齢や体調に合った、栄養バランスの良いフードを選びましょう。添加物の少ない、消化に優しいものを選ぶのがポイントです。

急な食事変更を避ける重要性

食事を変える際は、現在のフードに少しずつ混ぜながら1〜2週間かけて移行すると、腸への負担を減らせます。

手作り犬ごはんにする

手作り犬ごはんは何を使っているのかがわかり、愛犬に合わせた食事を作ることができます。手作り犬ごはんを与える場合は、必要な栄養素を考慮し、不足しがちなビタミンやミネラルをサプリメントなどで補うことが大切です。
リーリャの犬ごはんでは栄養計算したレシピを多数ご用意しています。また、手作り犬ごはん専用サプリメントの販売も行っていますので、レシピと一緒に使うことで総合栄養食と同等の栄養価の食事を食べさせることができます。

リーリャの犬ごはん 手作り犬ごはんレシピサイトはこちら

リーリャの犬ごはん 手作り犬ごはん専用サプリメントはこちら

日頃の健康チェックとストレス対策

毎日の健康観察の習慣化

  • 便の状態や食欲の変化を記録する
  • 皮膚や毛並みの異常をチェックする

ストレスを軽減するための工夫

  • 適度な運動と遊びの時間を確保する
  • 生活リズムを一定に保つ
  • 飼い主とのコミュニケーションを大切にする

定期的な健康診断で未然に防ぐ

年に1〜2回の健康診断を受け、潜在的な病気を早期発見することが重要です。

まとめ:愛犬の健康を守るためにできること

  • 下痢の原因を特定し、適切な対応をする
  • 食事管理と水分補給を徹底し、腸の健康を維持する
  • 異変を感じたら早めに動物病院で診察を受ける

愛犬の健康を守るために、日々のケアを大切にしましょう。

lilya編集部
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