犬に必要な栄養素

犬が1日に必要なカロリーと水分量を計算する方法【スマホの電卓で簡単】

Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんレシピや犬用サプリメントを販売している通販サイトも運営しています。今回は、犬が1日に必要なカロリーと水分量をスマホの電卓で簡単に計算する方法について解説します。

スマートフォンの電卓の設定を変更

スマートフォンに最初から入っている電卓アプリを開くと以下のような画面が表示されるかと思います。このままですと機能が足りないので設定を変更します。iPhoneを例にしていますが、androidでも同じような設定の変更は可能ですので機種に合わせて変更してください。

iPhoneの場合は左下の電卓マークをタップすると

以下のような選択肢が出るので「科学計算」を選択してください。

以下のような画面が出てくれば設定変更完了です。

犬が一日に必要なカロリーの計算方法

犬が1日に必要なカロリーは体重0.75×70×ライフステージ係数で計算することができます。
ライフステージ係数は以下のような分類になっています。

ライフステージライフステージ係数
離乳から4ヶ月齢3
4ヶ月齢から成犬の体型まで2
避妊・去勢済みの成犬1.6
非避妊・非去勢の成犬1.8
肥満傾向の成犬1.4
妊娠時の最後の21日3(はじめの42日は通常と同じ)
授乳4~8(子犬の数による)

例えば、4kgの去勢済み成犬だと40.75×70×1.6になります。
40.75は4×4×4で=を押して64を出した後に、電卓の2√xか√のボタンを二回押してください
2√xは以下の画像ですと左から二列目、上から3行目のボタンです。

最終的に約316が出ていれば成功です。4kgの去勢済み成犬だと1日当たり316kcalが必要となります。ただし、運動量などで変化するため、体重の変化を見て調整してあげてください。目安のカロリーの0.6倍程度でも十分な場合もありました。

もう少し細かく知りたい場合は犬が一日で必要とするカロリー(エネルギー)や栄養素の計算方法もご覧ください。

犬が一日に必要な水分量の計算方法

水分量の計算方法はいくつかありますが、一つは先に計算したカロリーの数値をそのまま置き換える方法です。やり方は簡単でkcalをmlに置き換えるだけです。つまり4kgの去勢済み成犬だと316mlが一日に必要になります。

もう一つは体重0.75×132で計算します。こちらで計算すると4kgの去勢済み成犬373mlが必要と言うことになります。

ただし、これらの水分量にはフードから摂取する分が含まれており。だいたい、ドライフードは約7~10%、セミモイストやソフトドライで25〜35%、ウェットフードでは約70~80%の水分が含まれています。

手作り犬ごはんもだいたい70~80%くらいです。手作り犬ごはんでは1グラム当たり1kcalあたりになることが多いので、

  1. 4kgの去勢済み成犬の一日に必要なカロリーは約316kcal
  2. 手作り犬ごはんは1グラム当たり1kcal、水分量70%とする
  3. 水の重さは1g=1mlとする

とすると、手作り犬ごはんには約221mlの水分が含まれていることになり。一日に必要な水分量373mlから差し引くと151mlが飲み水として必要な量です。1㎏あたりにすると37mlくらいです。

一般的には、フードの水分量を除くと体重1kg当たり20〜90ml程度が一日に必要な飲水量といわれていますので水分量の多いウェットフードや手作り犬ごはんなら20~40ml、少ないドライフードなら70~90mlくらいになります。

この数字はあくまでも目安なので季節や運動量によっても変化するので体調を見ながら調整してください。

lilya編集部
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