Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。今回は犬の脳の病気について解説します。
犬の脳の病気とは?概要と基本情報
犬の脳の病気は、神経系に影響を及ぼし、行動や身体機能に異常を引き起こす疾患です。発症の原因はさまざまで、先天性のものから加齢や感染症によるものまで多岐にわたります。適切な診断と治療が重要であり、早期発見が愛犬の健康を守る鍵となります。
犬の脳の病気の主な種類
脳炎
脳の炎症が原因で起こる病気で、免疫の異常やウイルス感染が主な要因となります。
脳腫瘍
腫瘍が脳内にできることで、神経系に影響を与えます。良性と悪性があり、悪性の場合は進行が早いことが特徴です。
水頭症
脳脊髄液が過剰にたまり、脳を圧迫する病気で、小型犬に多く見られます。
てんかん
けいれん発作が特徴の病気で、特発性てんかんは原因不明、症候性てんかんは脳の異常によるものです。
脳卒中
血流の問題により脳細胞がダメージを受ける病気で、高齢の犬に多く見られます。
神経変性疾患
加齢による神経の劣化が原因で発症し、運動機能の低下などが見られます。
犬の脳の病気の主な症状
・異常な行動(ぼんやりする、攻撃的になる など)
・ふらつき・歩行障害
・けいれん・発作
・視力や聴力の低下
・食欲低下・意識障害
犬の脳の病気の原因
遺伝的要因
特定の犬種では、遺伝的に脳の病気を発症しやすい傾向があります。例えば、パグやチワワなどの小型犬は水頭症になりやすく、ゴールデン・レトリバーやボクサーは脳腫瘍のリスクが高いとされています。
感染症
ウイルスや細菌が脳に感染すると、脳炎や髄膜炎などの病気を引き起こします。例えば、犬ジステンパーウイルスやトキソプラズマなどが原因になることがあります。これらはワクチン接種や適切な衛生管理で予防可能です。
外傷
交通事故や高い場所からの落下、強い衝撃を受けることで脳に損傷が起こることがあります。特に小型犬や高齢の犬は頭部の骨が薄いため、衝撃によるダメージを受けやすいです。事故を防ぐために、散歩時のリードの使用や室内での安全対策が重要です。
加齢
加齢に伴い神経細胞が劣化すると、脳の機能が低下し、認知機能の低下や神経変性疾患(犬の認知症や進行性神経疾患)が発症しやすくなります。定期的な健康診断や適度な運動、バランスの良い食事が、脳の老化を遅らせる助けとなります。
バランスの取れた食事と適度な運動
DHA、EPA
脳の健康維持には、栄養バランスの取れた食事が欠かせません。DHA・EPAを含む食事: 青魚(サーモン、イワシ)に多く含まれるDHA・EPAは、脳機能の維持に役立ちます。
抗酸化作用
抗酸化作用のある栄養素を含む食品として緑黄色野菜や果物が代表的です。ビタミンA、C、Eには抗酸化作用があり、脳細胞の老化を防ぐのに効果的です。
適度な運動
毎日の散歩や遊びを通じて、血流を良くし、脳への酸素供給を促しましょう。特にノーズワークや知育玩具を使った遊びは、脳を活性化させるのに役立ちます。また、新しい場所へ連れて行くことや、複数の感覚を刺激する遊びを取り入れることで、脳の活性化が期待できます。