Instagramで手作り犬ごはんのレシピや犬の健康に関する情報を発信しているリーリャ編集部(@lilya_foods)と申します。手作り犬ごはんの基本については手作り犬ごはんの作り方・レシピや注意点(量や食材、味付けなど)を解説で詳しく説明しています。
今回は、犬ごはんの食材のうち、キャベツについて解説します。その他の犬ごはんの食材に関する記事はこちらです。
キャベツを犬にあげていいか?あげる場合の注意点
キャベツは犬にあげても大丈夫な食材です。
生でも加熱しても食べられますが、食べやすい大きさに切ってあげましょう。
一年を通して出回っているキャベツですが、春と冬が旬と言われています。春キャベツは水分を多く含み、柔らかいのが特徴で生でも食べやすいです。冬キャベツは肉厚で加熱調理に向いています。
芯の部分も食べることができますが、細かく刻んであげるようにしましょう。
芽キャベツも食べることができ、ビタミンK、C、葉酸などキャベツよりも高い栄養素があります。
キャベツに含まれている栄養素と主な効果
キャベツの代表的な栄養素はキャベジン、ビタミンC、ビタミンKなどが含まれています。
キャベジン
ビタミンUであるキャベジンは、キャベツから発見されたことでその名前がつきました。胃の粘膜を修復してくれる作用があり、胃潰瘍や炎症の対策に効果が期待できます。
ビタミンC
美容でよく聞くビタミンCは、コラーゲンの生成に関わり、筋肉や皮膚、骨、歯などを強化してくれます。また、免疫機能をサポートする働きがあるので、感染症予防にも役立ちます。ストレスへの抵抗力を高める作用がある他、抗がん作用もあることが注目されています。
ビタミンK
血液の凝固に深くかかわる栄養素で、血液を正常な状態に保つために必要な栄養素です。
出血した際に血を止める重要な役割がある一方で、血液の凝固を抑えることもできるので血栓の予防にも有効です。
また、タンパク質の代謝にも関わっており、骨のカルシウム沈着にも欠かすことのできない栄養素です。
おすすめの調理方法や食材との組合せ
水溶性の栄養素が多いので、他の食材と合わせて煮たり、おやつがわりに生で食べるのも良いです。
加熱時間はなるべく短くしたほうがビタミンCやビタミンUが失われるのを抑えられます。
こんな子におすすめ
胃腸の調子が良くない。
がん予防をしたい。
100g当たりの栄養成分
出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)
*コリンは米国農務省FoodData Centralを参照
粗タンパク質 | g | 1.300 |
アルギニン | g | 0.069 |
ヒスチジン | g | 0.030 |
イソロイシン | g | 0.034 |
ロイシン | g | 0.052 |
リジン | g | 0.052 |
メチオニン | g | 0.013 |
メチオニン+シスチン | g | 0.027 |
フェニルアラニン | g | 0.033 |
フェニルアラニン+チロシン | g | 0.059 |
トレオニン | g | 0.044 |
トリプトファン | g | 0.011 |
バリン | g | 0.049 |
粗脂肪 | g | 0.200 |
リノール酸 | g | 0.013 |
カルシウム | g | 0.043 |
リン | g | 0.027 |
カルシウム:リン比 | 0.628 | |
カリウム | g | 0.200 |
ナトリウム | g | 0.005 |
塩素 | g | |
マグネシウム | g | 0.014 |
鉄 | mg | 0.300 |
銅 | mg | 0.020 |
マンガン | mg | 0.160 |
亜鉛 | mg | 0.200 |
ヨウ素 | mg | 0.000 |
セレン | mg | 0.000 |
ビタミンA | IU | 0.000 |
ビタミンD | IU | 0.000 |
ビタミンE | IU | 0.149 |
チアミン | mg | 0.040 |
リボフラビン | mg | 0.030 |
パントテン酸 | mg | 0.220 |
ナイアシン | mg | 0.200 |
ピリドキシン | mg | 0.11 |
葉酸 | mg | 0.078 |
ビタミンB12 | mg | 0.000 |
コリン | mg | 10.700 |